感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばりぼー
40
「戦争論」を描いただけで、「右翼」のレッテルを貼られた氏の、「平和」の本質を問うメッセージの書。「誰よりも切実に『平和』を願うが、侵略者には断固として戦う。戦うことを恐れるあまり支配に甘んじることを拒否し、普段から戦う覚悟だけは固めておく。自国への侵略を許さぬように、他国への侵略も、決して許されない。自国の損得のために、多国間で行なわれる侵略行為を容認するような不道徳も許されない。」なあなあの事なかれ主義でやり過ごし、傍観しているだけで平和を維持できると勘違いしている日本人に、是非読んでもらいたい書です。2016/03/31
がんぞ
3
9.11への復讐感情がアフガニスタン征服ばかりかイラク攻撃まで暴走した。五機のハイジャック機によるテロは“カミカゼ”と呼ばれ太平洋戦争の記憶(アメリカにとって『良い戦争』)の記憶を呼び覚ました。《大量破壊兵器はなかった》《指導者もそれを知っていた》、では賛同した日本の指導者は何を知っていたのか?小泉純一郎首相の論理は『貸しを作っておけば北朝鮮問題で返してくれるだろう』だが大量破壊兵器と奇怪な政治体制を誇示しても石油の無い北朝鮮の進展も無く現在に至る。自民より先に許容を表明した『平和主義』公明党の卑怯さも又2014/03/17
CherryBlue
2
なるほどと思う視点です。2015/10/20
袖崎いたる
1
平和ボケとは、マッカーサーによる腑抜け化と言っても良さそう。…なんだね。慰安婦問題への言及もあり、上野千鶴子さんにドン引きできる。彼女はサヨってる。そいと西郷隆盛に惚れなおせもするだろうにゃ。文明とは何か。…西郷隆盛はんは西洋を野蛮と見てるわけだけど、はこれには頷かせられる。この文明観にはこないだ読んだ『武器としての「資本論」』とも通じている気配があった。2020/07/25
masayuki hakari
1
10年前に予見した懸念がまさしく今につながっている…好き嫌いが分かれるのは承知の上で、自分の感覚で物申し、間違いがあれば認めて修正する。よしりんみたいな政治家はいないの?2015/11/25