内容説明
ある日とつぜん、とんでもない力もちになってしまったジョシー。テーブルも、バスも、なんでもラクラクもちあげるジョシーは、その日をさかいに、いちやく有名人です。そんなジョシーの前にあらわれた、ハデなスーツの男の人は、一家を遠いアメリカまで、招待してくれるというのですが…。
著者等紹介
ガードナー,サリー[ガードナー,サリー][Gardner,Sally]
イギリス、バーミンガム生まれ。十四歳になって難読症を克服し、美術学校を卒業、1993年に作家としてデビュー。『コリアンダーと妖精の国』(斎藤倫子訳、主婦の友社)で、ネスレ子どもの本賞金賞を受賞。ロンドン在住
三辺律子[サンベリツコ]
東京生まれ。白百合女子大学、フェリス女学院大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小夜風
20
【図書館】アラレちゃんみたいな女の子のお話。でもよくある「ビックリ人間」みたいに金儲けに利用されて苦しむの…子役の子とかも同じような思いをしているのかな?読んでいてもっと役立つことに力を使えば良いのに…と思ったら、当の本人が一番そう思っていたのですよね。ずっと傍にいてくれたお兄ちゃんが良いです♪挿し絵多めで楽しく読めました♪2015/05/21
Naomi
14
クラスメートの危機に、突然、力持ちになった女の子ジョシー。最初は注目されて喜んでいたけれど、強欲なやつに世界中を連れまわされて、自分が本当にしたいことを思い出したという感じ。最後はよかった、よかった、です。2014/07/06
おはなし会 芽ぶっく
11
突然力持ちになったジョシ―・ジェンキンズ。家族だけの秘密…には出来なくて、どんどん噂は広がり、とうとうイングランドのブラックプールの町から、ニューヨークへ家族で行く事に!それに絡んでいるミスター・ツースーツの怪しさ…。2019/10/04
まみっち
4
平成24年度埼玉・冬休みすいせん図書(中学年向き)。とってもおもしろかった!2013/01/06
そのじつ
4
小さく無力なものが、誰もかなわないほどの力を手に入れたら…。「長靴下のピッピ」のように、絶大な力は誰も犯せない聖域になる…訳ではなくて、物理的膂力を世間知に長けた腹黒い人間が制してしまう。お菓子の家の魔女が子どもを食べるみたいに喰らいつくされぬよう、兄と妹は必死に互いを守る。短くて親しみやすい文体で書かれていて、おとぎ話のように普遍的なモチーフと期待される善きラストシーンが待っている。子どもは、子どもが大人をやりこめるシーンが好きだ。2012/07/09