内容説明
アリスは、しろいクマとちゃいろいクマのぬいぐるみをもらいました。でも、2ひきのクマは、なかがわるくなってしまいました。こまってしまったアリスは…。
著者等紹介
ゆづきかやこ[ユズキカヤコ]
本名、由槻草子。新潟県で生まれる。東京女子大学卒業。大学時代から児童文学に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小夜風
16
【図書館】アリスがふたりのおばあちゃんたちにもらった白いクマと茶色いクマのぬいぐるみ。2匹は喧嘩ばっかりしています。いがみ合ってる2匹は可愛くない(笑)。でも困った時はお互いに助け合う姿が、普段喧嘩ばっかりしているうちの子たちにも重なり何だか微笑ましかったです。祖母同士のいがみ合いはえげつない。2015/04/17
anne@灯れ松明の火
10
別の本を探していて、クマに惹かれて。ふたりのおばあちゃんからもらった白いクマと茶色いクマのぬいぐるみ。「アリスはこっちが好きに決まっている」というおばあちゃんたちの言葉のせいで、クマたちはアリスの愛情を競ってケンカばかり。最後には仲良くなるのだけど、なんだか好きになれない話だった。こういうプレゼントの仕方、子どもがかわいそう。トラブルの種をつくったおばあちゃんがその後は出てこない。解決に一役買うか、せめて反省してほしいよ。2014/03/05
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
世界の絵本コレクション 二人のおばあちゃんから、それぞれ茶色いクマと白いクマを貰ったアリス。おばあちゃんたちが自分のプレゼントしたクマの方がアリスは喜ぶと言い争いをしていたら、クマたちも自分の方が気にいってもらいたいとケンカばかり。最後はハッピーエンドだけれど、おばあちゃん二人が自分のエゴを孫の前で丸出しにする姿はいかがなものか?現実ありそうだけれど。2024/11/04
紅花
8
仲良くなったクマたちに娘は安心したようだ。でも、こういう感覚って外国人なのかしら?おばあちゃん同士のもめ事が、クマに波及。クマも仲良くなった所でお話終わるけど、大人もなかよくしなきゃね。2015/03/08
遠い日
7
せっかくのプレゼントなのに、このおばあちゃんたちはお互いに張り合う愚かさを孫娘の前で見せてしまう冒頭がちょっとショッキング。白いクマと茶色いクマがそのまんまおばあちゃんたちの代弁者のようになってしまうのも悲しい。お互いの存在がいつの間にかかけがえのないものになっていたことを知るハプニング。雨降って地固まる。なかなか大変な振り方だったけれど。2020/09/14




