出版社内容情報
例題、図表、2色刷を駆使して所得税法がこの1冊で丸ごとわかるテキスト。「所得税に関わる手続き」の章が加わった充実の最新版。
「所得税に関わる手続き」の章を新設、所得税法のすべてがわかる充実の最新版!
所得税法を学ぶ人たちが効率的に必要十分な知識と理解が得られることを最大のねらいとした学習書。
初歩から始めて「所得税額算出の法的構造がわかる」というところまで扱っているため、司法試験にも各種国家試験にも対応可能。
予習の時(独習なら勉強をはじめた時期)と復習の時(または勉強を進めている時期)に、それぞれどれだけのことを、どのように理解し、記憶しておけばいいか、がわかるよう工夫されています。
例題、図表、2色刷を駆使して所得税法がこの1冊で丸ごとわかるテキストです。
これまでの3回の補訂とは規模も内容も全く異なる大改訂。
「所得の人的帰属」部分の充実、「所得税に関わる手続き」の新設で、よりわかりやすく、使い勝手が良くなった最新版。
【本書の特色】
●所得税法について手続きも含め効率的に必要十分な理解が得られる学習書
●Lecture/ Next Step/ Examples/ Points の4つのパートで構成
・基本的な事項を理解するためのLectureからスタート
・Next Stepで発展的な内容や横断的な事がらを学習
・Examplesで項ごとの理解を確認
・学んだ知識を節ごとにPointsで整理
●事例や図表を使ったわかりやすい記述
●複雑な重要条文は骨格を明示
●丁寧な相互参照で関連事項が明らか
●司法試験をはじめ各種国家試験にも対応できる内容
Chapter1 所得税の基礎
1 所得の概念
1.包括的所得概念の意義
2.期中消費額をめぐる問題
3.期中純資産増加額をめぐる問題
4.違法な所得をめぐる問題
2 課税単位
1.課税単位の意義
2.わが国の所得税制における課税単位
3 所得税額算出手順の概観
1.総合課税
2.分離課税
Chapter2 所得分類
1 利子所得と配当所得
1.利子所得
2.配当所得
2 譲渡所得
1.譲渡所得の意義
2.譲渡所得の計算(その1)-基本構造
3.譲渡所得の計算(その2)-無償譲渡と転々譲渡
4.譲渡所得の課税方法
3 給与所得と退職所得
1.給与所得の意義と範囲
2.追加的給付と課税
3.給与所得の計算と課税方法
4.退職所得の意義と範囲
4 事業所得等
1.事業所得の意義と範囲
2.事業所得の計算方法と課税方法
3.雑所得
Chapter3 所得計算の通則
1 所得の年度帰属
1.収入の年度帰属
2.必要経費の年度帰属
2 収入金額と必要経費
1.収入金額
2.必要経費(その1)-総論
3.必要経費(その2)-各論
3 所得の人的帰属
1.実質所得者課税の原則
2.所得の人的帰属と課税
Chapter4 所得税額の計算
1 所得計算上の損失の扱い
1.損益通算
2.純損失の繰越しと繰戻し
2 所得控除
1.人的控除
2.雑損控除と医療費控除
3.その他の所得控除
3 税率表の適用と税額計算の特則
1.税率表の適用
2.税額計算の特則
Appendix 補論 所得税に関わる手続き
1 税額確定手続きの概観
2 納税者による税額確定・修正手続き
1.納税申告
2.更正の請求(その1)-通常の更正の請求
3.更正の請求(その2)-後発的理由による更正の請求
3 課税庁による税額確定・修正手続き
1.課税庁による調査
2.更正と決定(その1)-課税処分の除斥期間
3.更正と決定(その2)-推計課税
4.更正と決定(その3)-理由附記義務
4 源泉徴収制度
【事項索引・判例索引】
内容説明
「手続き」までわかる所得税法の基本書、最新版!学生や実務家の卵に必要なところを、基礎から発展へと段階を追い、事例、図表、2色刷、枠囲みなど工夫の限りを尽くしてわかりやすく説明した初めての学習書。
目次
1 所得税の基礎(所得の概念;課税単位 ほか)
2 所得分類(利子所得と配当所得;譲渡所得 ほか)
3 所得計算の通則(所得の年度帰属;収入金額と必要経費 ほか)
4 所得税額の計算(所得計算上の損失の扱い;所得控除 ほか)
補論 所得税に関わる手続き(税額確定手続きの概観;納税者による税額確定・修正手続き ほか)
著者等紹介
佐藤英明[サトウヒデアキ]
慶應義塾大学大学院法務研究科教授。1962年福岡県生まれ。1985年東京大学法学部卒業。東京大学法学部助手、神戸大学法学部助教授、同教授、同大学院法学研究科教授を経て、2011年から現職。専攻は租税法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。




