内容説明
気弱だが優しい刑事・片山と好奇心旺盛な妹・晴美、晴美にベタ惚れの石津刑事に、猫のホームズ。4人(?)は秋晴れの日、警視庁の運動会に参加した。日頃の事件は忘れ誰もが楽しむ中、護送中の凶悪犯が逃走し、こちらに向かっているという情報が!一方、競技中、入場門のわきに置かれた赤いダルマの中で、男の死体が見つかる。ホームズたちは、事件を解決することができるのか!?(「三毛猫ホームズの運動会」)。ユーモアと推理の魅力を詰め込んだ、粒ぞろいの短編集!小学生高学年から。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞、『悪妻に捧げるレクイエム』で第7回角川小説賞を受賞。2005年には、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おれんじぺこ♪(16年生)
23
安定した「赤川・三毛猫ワールド」(笑)相変わらずよく食べる石津さん(あれ?いつのまに付き合ってたんだ?晴美ちゃんと)や、片山さん。表紙の猫ちゃんをみて、そっかー、三毛猫はこういう猫ちゃんなんだよね、と(笑)←動物には全く興味がないひと。勝手に毛足の長い洋風な猫を想像してた・・・2015/01/08
☆初音☆
17
三毛猫ホームズシリーズの中から秋くらいがテーマの4つの短編集。さくさくっと読了。面白かった。2017/09/12
きらら@SR道東民
11
秋をテーマにこれまでの作品をピックアップした短編集。赤川次郎ワールドを堪能しました。ちょっぴりおやじギャク的にサムかったところも・・・2014/12/24
amdd
3
表紙のネコに惹かれて。昔、三毛猫ホームズシリーズ、よく読んでたなぁと思って借りてみました。気弱な優しい刑事・片岡、強気で好奇心旺盛な妹・晴美、晴美に恋する刑事・石津、そして猫のホームズのやりとりが、懐かしかったです。こんな淡々とした文章だったかなぁと思いましたが、さくさくと読めました。それにしてもホームズの賢いこと。猫、飼いたくなりました。2019/12/29
くー☆
3
さくさくっと読めるけど、内容は結構深いです。 いつも謎が解けない(笑)2017/06/25