ガール・ミーツ・ガール

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784334926434
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

柏木夏美は、デビューを目前に控えたミュージシャン。フェイスプロモーション期待の新人だ。けれど、本格的なロックミュージシャンを志向する夏美と、事務所の思惑は微妙にずれている気配。直情径行で妥協を知らない夏美に、マネージャーの宮原祐司は振り回されっぱなし。そんな中、夏美にある人気女性ミュージシャンとのコラボレーションの話が舞い込んで…。痛快で爽やかな青春エンタテインメントの傑作が、響き渡る。

著者等紹介

誉田哲也[ホンダテツヤ]
1969年東京都生まれ。学習院大学卒。2002年、『ダークサイド・エンジェル紅鈴 妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞を受賞。2003年、『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞。『ストロベリーナイト』をはじめとする警察小説の爆発的なヒットで注目を集める一方、『武士道シックスティーン』などの青春小説でも高い評価を受けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

美登利

98
一気読み!疾風ガールの続編です。合間に誉田さんの新作「あの夏、二人のルカ」を読んでその完成度から比べたらちょっと物足りない部分や必要なの?と感じるところはあったけれど、前作よりもストーリー展開がスムーズで共感しやすく良かった!ロックにただ熱い情熱を注ぎ続ける夏美の青春だけじゃなくて、音楽業界の裏話も興味深く何しろ夏美は自己主張が強すぎてワガママ一辺倒だったけれど、随分と大人になったのが嬉しかったです。途中からラストの演奏シーンは想像ついたけれどね(笑)2018/05/27

再び読書

66
最高に面白かった。楽器の弾けないくせに、音楽には思い入れを持って聞いてきたので、夏美の気持ちがビシビシ伝わる。バンドをやりたい~!って思いました。とっくに無理な年齢実力ですが?プリンスやヴァンヘイレンがベースを弾いたエピソードも面白く、学生時代に音楽が身体に溶け込んでいたいた時代を思い出し、ノスタルジーに浸れた。これこそ読書の醍醐味でしょうね!流石の誉田氏ただ者では無いです。「疾風ガール」がヴォーカルの死から物語りが進んでいたいたので、少し入りきれないところがありましたが、今回は音楽全開で楽しめました。2013/12/20

しろいるか

57
『疾風ガール』続編。前作であまり主人公の夏美に魅力を感じず本作で挽回を期待していたんだけど、う~ん、やっぱり微妙。展開も先読み出来ちゃって、つまらないとまでは言わないものの軽過ぎて物足りない。何より周囲からあんなに「一緒に音楽をやりたい」「一緒に仕事したい」と言われる夏美に、人を惹きつけるオーラが感じられない。軽い語りのせいで人物が薄っぺらく感じるからだろうか。ルイの人物像はステレオタイプ、展開も都合よく行きすぎ。ケータイ小説だとこんな薄い読後感がデフォ!ってこと?2011/09/11

46
よし!あとは頂点まで突っ走るだけでしょう!.... あ、あれ?!自分の中に孤立する夏美。自分が見えずに孤立するルイ。時給250円。一人のガールはありがとうとごめんねを。一人のガールは自分の足で歩く力を手に入れる。まさにガールミーツガール。きっと皆でこれから頂点を見るのだろう。私も一緒に見たかったです。装丁のせいか、この本が疾風ガールの続編だと分かりづらいかもしれませんね。そして薫と真緒ちゃんが出番少なく悲しいです。改めて、誉田さんの書く女性は多種多様ですね。驚きました。2011/06/06

UK

32
書いているスピード感が感じられるような軽快な陽の誉田さん。楽しく一気読みで、すこしノリがよすぎるくらい。才気溢れるまったくキャラクタが異なる二人の女性artistが出会ってからの成長譚。あまりいうこともない話なんだけど、なんだろう、もう少し各文章を丁寧な筆致で描いてくれると、もっと軽さと重みが同居したのでは、とすこしだけもったいない気がしている。 2017/09/01

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