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出版社内容情報
風俗という仕事を選んだ女たちの実情と気持ちを、気鋭の女性ライターがロングインタビューを通して、あぶり出す。
内容説明
風俗業界の黄金期とも言える2000年前後、歌舞伎町浄化作戦などにより影をひそめた2005年前後、そして風俗嬢が「稼げる」職業ではなくなり、むしろ貧困とのつながりが深くなった2016年現在。容赦なく移りゆく時代の中で、風俗嬢という職業を選んだ女性たちのライフヒストリーを女性ライターならではの目線でていねいに描く。
目次
第1章 2000年~2002年(2000年9月取材 性感マッサージ勤務―名古屋からやくざの彼氏を追って上京した20歳;2001年4月取材 「裏風俗」勤務―一人息子と母親を支えるシングルマザーの32歳;2001年6月取材 ヘルス勤務―整形、離婚…ハイスピードで人生を突っ走る24歳;2001年10月取材 ピンサロ勤務―女子高・女子短大出身、良家育ちの「元・奥手」な24歳;2002年5月 ヘルス勤務―どっしり肝のすわった、芸能人レベルの容姿の19歳;2002年8月取材 イメクラ勤務―援交世代の「いまどき」ギャル・25歳)
第2章 2014年~2015年(2014年4月取材 デリヘル勤務―「雑誌に載ってみたかった」と話す22歳;2014年4月取材 デリヘル勤務―母親は元ソープ嬢…ベテランなのに稼げない34歳;2015年4月取材 ホテヘル勤務―ジョブズの言葉をきっかけに風俗入りした35歳;2015年4月取材 回春エステ勤務―会社員から転身した、どんな仕事にも熱心な53歳;2015年5月取材 M性感勤務―二人の子供の育児後、風俗に復帰した31歳)
第3章 2000年~2002年、そして2015年(2000年4月取材 ヘルス勤務―「精神的な結びつきがほしい」…ゲイの友達に恋する25歳;2001年11月取材 ヘルス勤務―歯に衣着せぬ強気発言、達観している21歳;2002年2月取材 ソープ勤務―誇り高く、クールで大人な姉御肌、29歳)
著者等紹介
中塩智恵子[ナカシオチエコ]
1974年生まれ。宮城県石巻市出身。アダルト系出版社を経てフリーランスのライターに。現在はおもに女性週刊誌で執筆。政治家、文化人、芸能人、風俗嬢、ウリセンボーイ等と幅広い取材活動を行う。2002~2006年までタイ・バンコクに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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