- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 雑学文庫
- > 光文社 知恵の森文庫
内容説明
「一生に一本でもいい、ぼくの絵を映画にできたら」―アニメーションという言葉すらなかった時代での挑戦。自らのアニメの作法と、その厳しい実情を製作者の立場から率直に語る。「生涯の心の師」と呼ぶディズニーへの思いを書いた「ウォルト・ディズニー」、「ぼくの映画ベスト10」ほか、傑作アニメ・シナリオ「アトムの初恋」、未収録エッセイを掲載。
目次
1 アニメーション・アニメーション(アニメーションは“動き”を描く;瀕死のアニメーション ほか)
2 映画がいっぱい(ある映画記者の日記より;映画の楽しみ ほか)
3 アニメ・シナリオ傑作選(アトムの初恋;クレオパトラ)
4 未収録エッセイ(アニメの新生 待望 ドン・キホーテ;“クレオパトラ”をアニメ化して ほか)
著者等紹介
手塚治虫[テズカオサム]
1928年大阪府豊中市生まれ。’46年『マアチャンの日記帳』でデビュー。以降、『鉄腕アトム』『火の鳥』『ブラック・ジャック』などヒット作を多数生み出すとともに、世界中のクリエーターに多大な影響を与える。’89年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナジィ
0
全3巻読破。正直第3巻が一番読みにくかった。ただ、この巻は手塚さんのアニメーションや映画に対する愛がビンビン感じられる熱い巻でした。2017/01/26
きのやん
0
手塚治虫は漫画以上にアニメに情熱を注いでいたんだなぁ。ディズニーみたいなアニメを自分も作りたいから、その資金を稼ぐために売れる漫画を書きまくってたんだろう。生前、「自分の描いた漫画で気に入っているのは半分くらい。あとの半分はお金のために描いた」と自嘲的に語っていたっけ。「動いてこそアニメ」「アニメでメタモルフォーゼを描きたい」など、珠玉の言葉に出会えた。宮崎駿が手塚治虫のせいで日本のアニメーターの待遇が劣悪になったとか言っているが、その反駁もとうの昔に(宮崎が批判する前)自ら語っていた。勝負ありだな。2019/11/04
-
- 和書
- 医学おもしろ事典