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内容説明
大切なのは、怒りの精神と、子どものように「なぜ?」「それから?」と問いかける姿勢―自らの創作方法を語り、「鉄腕アトム」「火の鳥」「ブラック・ジャック」など作品の秘話を明かす。ガラス玉のようにもろい「小さな地球」への思い、イースター島、マチュ・ピチュなどへの憧憬を描いた「ぼくの旅日記」ほか、SFマンガ傑作選、未収録エッセイも掲載。
目次
1 マンガをめぐって
2 異色マンガ劇場
3 小さな地球の上で
4 SFマンガ傑作選
5 ぼくの旅日記
6 読書の楽しみ
7 未収録エッセイ
著者等紹介
手塚治虫[テズカオサム]
1928年大阪府豊中市生まれ。’46年『マアチャンの日記帳』でデビュー。以降、『鉄腕アトム』『火の鳥』『ブラック・ジャック』などヒット作を多数生み出すとともに、世界中のクリエーターに多大な影響を与える。’89年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KDS
4
エッセイ第二巻は漫画の創作に関する思いや旅行体験記などを主に収録。初期作品の「のらくろもどき」やSF短編の「緑の果て」「熟れた星」も収録。これらは皆既読のものばかり。また、他の漫画家についての話も多く巻末に追加収録されたものの中にあった藤子不二雄との出会いについてのエッセイが興味深く、あの「まんが道」のワンシーンを思い出してしまった。本作は全三巻ということなのだが、あいにく第三巻は見つけられなかったのが残念。どうやら三巻にはアニメに関する話が多く収録されているらしい。いつか読める機会があるといいのだが。2025/05/12
ナジィ
0
日本を代表するクリエイターの発想は尽きることの無い好奇心にあったことがよくわかる。イースター島、行ってみたくなりました。2016/11/05
みのにゃー
0
巨匠の思いや旅行記エッセイなど。手塚教の信者は読むべき本。原稿描きで忙しい時間の中から与えられた題でこれだけの文章が書ける、さすが巨匠。自分の考え方がぶれない強み。2012/02/27