出版社内容情報
九係は「現行の捜査に対して疑問を持った事件」について別の切り口で捜査。心に疵を負った男たちが事件の深層に迫る。シリーズ第2弾
内容説明
特命捜査対策室九係は、「現行の捜査に対して、疑問=Qを持った事件」について、別の切り口で捜査する。故に、一歩間違えば、即廃止という崖っぷちの部署である。交通事故死した保坂敦の後を追って、妻が自殺。保坂の死を調べると、中国で臓器移植していたことが判明。手がかりを探るため、岩城は北京へと飛ぶ!現地で岩城に接触してきた美女。その正体は!?
著者等紹介
渡辺裕之[ワタナベヒロユキ]
1957年名古屋市生まれ。中央大学経済学部卒業。アパレルメーカー、広告制作会社を経て、2007年『傭兵代理店』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
future4227
51
警視庁特命捜査対策室九係シリーズ2作目。部署名ながっ!前作では美女なし、アクションなし、超人的主人公なしという、本格刑事ドラマだったのに、2作目にして突如007みたいな展開になっちゃった。それはそれで渡辺氏らしくて面白いんだけど、他シリーズと似たり寄ったりになってしまうので、もう少し独自路線のシリーズであって欲しいかな。今回も一見疑いようのない自殺から始まり、大きな国際的犯罪まで芋づる式に暴いていく様がなかなかに読み応えあり。アクションはなくてもいい。でも岩城と中国の美人捜査官とはうまく続いて欲しいな。2020/04/19
み
26
さくさくと♪前作で、この作家さんなのに普通のヒトだと思ってたら、普通ではなかったみたい(^^;お話しは、予想外の結末でした、面白かったぁ。2020/02/23
ドットジェピー
4
面白かったです2022/08/20
なつりか
3
★★★★☆2023/10/14
ジョー
0
途中までは山岡室長と加山と岩城の3人のチームプレーだったけど、岩城が中国に派遣されてからは「007」ばりの活躍で色艶の話しもあり。日本に帰って事件解決はあっという間だった。せっかく中国女性といい関係になったのにその後の発展がないのは残念ですだったね。2024/04/17