光文社文庫<br> 鉄のライオン

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光文社文庫
鉄のライオン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784334749316
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

一九八一年三月。大学の合格発表のため遠く離れた西の田舎町から東京に来た「僕」。その長旅には同級生の裕子という相棒がいて、彼女は、東京暮らしの相棒にもなるはずだった―。ロング・バケイション、ふぞろいの林檎たち、ボートハウス、見栄講座…。「’80年代」と現代を行き来しつつ描く、一人の上京組大学生が経験する出会いと別れ。

著者等紹介

重松清[シゲマツキヨシ]
1963年岡山県生まれ。’91年『ビフォア・ラン』でデビュー。’99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞、’10年に『十字架』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

449
重松さんの「子ども目線」が苦手なら、これは彼の作品でも大好きな部類。80年代に地方を出て、東京の私立大学に入学した主人公目線で、当時の東京のB級文化が語られる。同じ時代を過ごした人なら、すっぽり取り込まれること間違いなし。日曜の午後、しばしタイムスリップしてしまった。ああぁ。2018/11/04

とん大西

121
エッセイか私小説か。重松さんの上京物語にセンチメンタリズムが揺り動きます。学生時代に出会った人々。その後も日常の中にとけこんでくることは稀で、殆どはその時だけの邂逅。今じゃ会う人話す人が固定化された日々で、感性が震えるような出会いや出来事は…まぁ、ない。良し悪しじゃなく。時折、20歳頃の自分と今の自分が地続きなのかと疑ってしまう。楽しい思い出の中にいる人も、苦い別れをした人も、ファジーな知り合いも。あの時の彼らもそんなことを思ったりしてるのかなぁと。こんなふうに思わせてくれる本読みも、たまには有りです。2023/07/23

となりのトウシロウ

78
81年に大学進学で上京してきた「僕」を通して80年代を描いた12編のお話。85年に同じく上京した同じような世代の私にも昔を懐かしく感じさせてくれる。バブル期の大学生は金もないけど見栄を張っていたあの頃を思い出し、11話のホイチョイ見栄講座は特に印象に残った。昨日、日経平均株価がついにバブル期の最高値を更新した。今や80年代のような見栄に塗れた華やかさはないがあの頃より地に足がついているように感じるのは、あの頃学生だった自分と十二分に大人になった自分の内面が大きく成長したせいもあるんだろう。2024/02/23

zero1

74
青春の苦さこそ重松の真骨頂。モラトリアムの時代が人を形成する。サザンの曲が印象深いドラマ「ふぞろいの林檎たち」や「ロング・バケイション」(大瀧詠一)に横浜ドリームランド、ホイチョイ(分かる?)など再読だがある年代の方にとってはノスタルジーに浸れる短編集。山口から上京し早稲田入学。塾講師を経て作家になった重松の経験をベースにしている。「ブルーベリー」を改題した経緯については巻末に記されている。名台詞あり(後述)。2022/10/26

菜穂子

72
重松さん、ほんの少し私より下なんだね。それだから音楽もドラマも含めて、この中に夫の姿を見つけられそうなくらい既視感でいっぱいでした。(自分ではない所が…ね!)何が正しかったのかなんて分からないけれど、その時々自分で選んでここまで来てしまったのだから責任は持つよ!2021/05/05

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