光文社文庫
ふるえる爪

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  • サイズ 文庫判/ページ数 299p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334738259
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

和泉則子は、かつて、殺人を犯した「最初の男」のために弁護士になった。そして、もう一度だけ女を賭ける。自分に救いを求めてきた「今の男」に。友情のため密輸を企てた馬鹿な男に―。“私は彼を愛しているのか”それを確かめ、本当の女となるために、則子は、アルファロメオのハンドルを握り、男が待つ神戸へと疾駆する!迫真の傑作ハード・ボイルド。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

読み人知らず

5
どんでん返しあり。どういう手段で金を出させたのかな2016/12/18

サン

5
北方さんの話で、女性が主人公のもには初めて読みました。男に負けず、譲れないところが女にもあることがあつかった!ただ、流行りとか時代の流れがあるので、冒頭のマニキュアや口紅の話しは少しピンとこなかった。眠れない夜などの主人公谷弁護士の名前がちろっと出てきて、ニマニマできます。高樹刑事は大事な役割で多く出演してくれて嬉しいです。大学生の息子がいることを初めて知りました。結婚してたんですね。2016/04/02

crackstar

2
85年の作品だけれど、今読んでもなお面白い作品。北方作品としては珍しい女性目線のハードボイルド。それだけではなくて、いつも通りのゴロワーズをくわえた高樹警部も出てくるし、見どころは満載。恋人が事件に巻き込まれている手助けをする女と少年の物語で、それぞれが自分の損得ではない「自己満足」でのみ行動する。どう思われようとも、相手をただひたすら信じるままに。そこが見どころであり、北方作品の肝でもある。ほかの作品を読んでいてもいなくても楽しめると思います。2010/03/09

ohmi_jin

0
中途半端な時代の古さと車・煙草など理解できないことが多かった。最後もよくわからないまま終わった。2017/04/30

tai65

0
星4つ2013/11/03

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