光文社文庫 前田太平記〈上〉雪の章

戸部 新十郎【著】

光文社（1998/06発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 375p／高さ 16cm
• 商品コード 9784334726287
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

織田信長が本能寺で斃れたあと、前田利家は豊臣秀吉を立てて天下統一に向かう。“義は君臣にして、情は朋友”の間柄は生涯変わらず、すべての戦役に参加し、大老として政務を執る。秀吉没後も、彼は天下を窺う徳川家康の野心を抑え、幼主・秀頼を守り豊臣家のために肝胆を砕く。風雲急を告げる世に、利家に仕えて奮闘する兵法名人・富田越後守の剣が冴える。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[けやき]

まず富田勢源と疋田文五郎の立ち合いから始まります。そして、富田越後守・富田流 vs 柳生宗矩・柳生新陰流の闘いへと。それは、とりもなおさず、主家の前田家 vs 徳川家の闘いの表れでもあるのであった。

2014/12/31

[えびえび]

主人公は名人越後、富田重政。作中は六左衛門になります。上巻は前田利家の死まで。前田家の臣としての物語ですが、剣豪小説として読んだほうが面白いと思います。

2013/03/16