光文社文庫
黄色館の秘密―黒星警部シリーズ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334725587
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

実業家の阿久津又造一家が住む「黄色館」は、世界の珍品を集めた秘宝館でもある。ところが、犯罪集団・爆盗団から純金製の黄金仮面を盗むとの予告が!そこへのこのこ現われた密室マニア・黒星光警部。黄金仮面が宙を舞い、密室で人が死ぬ世紀の怪事件を見事なまでに掻き回す。犯人は誰なんだ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

139
なんかドタバタとっ散らかって無理やり終わったって感じ…まさに怪我の功名的な勝利、密室事件の解明には失敗ながら表面的には大手柄でいいのか、黒星警部(笑)密室を予感して「ウヒョッ」と吐息を漏らしニヤリとしながら、開かないドアをひたすら斧で壊していく…その殺人が起こるのは実業家の住む好色館ならぬ「黄色館」。そこで狙われた純金製の黄金仮面が宙を舞うわ、もういないはずの人物が次々と迫る裏で語られる幽霊の存在…そもそも秘宝館という舞台には、もう何でもありということか…迷探偵故のテンポ悪さを自ら突っ込むとは世話ないな…2020/08/18

セウテス

72
黒星警部シリーズ第5弾。なにも難しい事は考えずに、馬鹿馬鹿しさを思い切り楽しむコメディミステリ。敢えてユーモアと言わない処を、解って欲しい作品です。今回も得意の密室殺人に、黄色い部屋の謎を初めとする数々のミステリうんちくを堪能しました。叙述トリックは初心者の読者の為に、こういうトリックも在りますとワザワザ入れた様なもの。作者の悪のりと親切心を感じて、このシリーズはこんなものだと、理解するしかない。黄色館は好色館の意味なのか、盗まれる秘宝館の黄金仮面とくれば、少年探偵時代の私はニヤニヤと笑いが止まらない。2018/02/12

ダイ@2019.11.2~一時休止

57
黒星警部その5。虹子とのコンビは変なトリックがあったりして面白い。2013/12/22

かめりあうさぎ

27
黒星警部シリーズ長編。舞台は雪の館というクローズドサークル。なかなかの...ふざけっぷり。ミステリというより、本シリーズを追いかけてる人にのみ書いたコメディのようだった。ファンとしては全体的にマンネリしているのと、謎解きのカタルシスがないのが残念だったかな。やっぱりミステリには驚きが必要なので、よく言えば平均的な安定した作品だが、少し物足りなかったです。2018/09/22

ちどり

22
黒星警部長編シリーズ 虹子は友人の招待で黄色館(兼秘宝館)に遊びに来ていた。黒星も休暇でたまたま近くの旅館に訪れていた。そんな時秘宝館にある億単位の価値がある黄金の仮面を盗むと‘爆盗団’と名乗る盗みの集団から予告状が届く。なんだかんだあって虹子のうっかりのせいで、黒星は黄金仮面の見張り役にイヤイヤ任命されるも、ドジの警部はまんまと仮面を盗まれてしまううえに、館の中で密室殺人事件まで発生して喜ぶ警部だが、果たして彼に謎解きができるのだろうか…ドタバタ感が強くミステリというよりコメディっぽかったぁ,,,,2014/10/19

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