内容説明
“雨”が女を強くした…。男の世界に挑戦する女ひとり。女性インテリア・デザイナー鹿島美有のもとに訪れた大きなチャンス。有名建築家・野木路子が設計したビルのインテリアを任されたのだ。才能溢れる野木の期待に応えるべく、美有は斬新なアイデアでプロジェクトに臨むが、そこには様々な妨害が待っていた。仕事に賭ける女の闘いと愛を鮮烈に描く傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Take@磨穿鉄靴
23
久し振りに北方謙三の作品に触れる。やはり良い。主人公が若い女性でどうなるかと思ったけどピリッとキマっていた。タイトルも秀逸。★★★☆☆2018/01/31
たーくん
3
再読→→→デザイン事務所に勤めるインテリア・デザイナー、美有のもとに、思いがけない大きな仕事が舞い込む。イタリア製のスポーツカーに乗って現れたのは、憧れの建築家、野木路子。インテリジェント・ビルのインテリアをすべてまかすという依頼だった。仕事を始めるとなぜか作業の妨害が出始める。野木の工事の依頼主の後ろには、何か隠されているのでは、と美有は感じる。 2019/01/08
仲居 令
1
歴史や時代小説よりも「時代」を感じた。2023/01/26