光文社文庫<br> 滅びの笛

光文社文庫
滅びの笛

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  • サイズ 文庫判/ページ数 476p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334705930
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

南アルプス山麓を登山中のハイカーが人間の白骨死体を発見した。死体は鼠に喰われたものと推論された。70年に一度というクマザサの開花で、鼠が異常繁殖の兆候をみせているという。関係官庁の対策は後手に回り、犠牲者が続出、事件はただならぬ様相を深めた。―数十億の鼠の大群と人間の凄絶な闘いを描く壮大なサスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

taku

18
気づいたら始まってない?ねずみの繁殖まつり。何匹いると思ってるの?三十五億。うそ二十億。じゃあ質問です。ねずみは自分から餌を探しに行きますか?探す、狩るの。待たずに人間を襲うクレイジーねずみ団のおぞましさに戦慄せよ。派手さや露骨な演出だけの(with)B級じゃないぜ。深いようで浅かったり疑問も少なくないけど、まずまずな出来の動物パニック小説だ。キャリアウーマンも登場。え?アレは役に立たず即退場?ダメウーマン。ラストは天才戦略家軍団に惚れる。2017/11/22

Koike Katsuya

5
ひさびさの再読。若い頃よく読んだ。西村さんの鳥獣パニック物。コミックもあったし。今度は飛蝗ものを読んでみよう。2018/03/19

やすもっち

2
そこそこ面白かった。動物のパニック物としては、よく出来ているのではないかと思う。ちょっと、話的にはかなり強引な感じもしないでもないけど。ただし、ネズミに関する蘊蓄が、できればもう少し欲しかったと思う。話が中盤、ややマンネリ化してしまた感がある。右川博士のネズミ博士としての知識が少ない様な気がするのと、憶測だけで、指示している様な気がしてしまうのが、残念なところ。主人公の沖田と広美がその後どうなったのか気になるところだけど、こういう含みを持たして終わらせるのは、なかなか上手いと思う。★★★☆2013/09/21

tama

1
冒頭の青姦シーンでげんなりして放置してたんだが意外に面白かった。女性観とか色々気になるところはあったけど。あと関係者が生き延びすぎだけど。2016/09/18

つちのこ

0
光文社文庫版。1980年頃読了

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