内容説明
超難解な「所得税法」の基本が、9回の講義で身につきます。あなたも税金に強くなれる!
目次
1時限 所得税の基本
2時限 「所得」とは何か(所得概念)
3時限 「所得」はだれに帰属するのか(所得の人的帰属)
4時限 「所得」でも非課税になるものがある?(非課税所得)
5時限 「所得」にも種類がある(所得分類)
6時限 いつの「収入」が、いつの「所得」になるのか(権利確定主義)
7時限 控除されるもの(所得金額・所得税額の計算)
8時限 3つの制度
9時限 救済法
著者等紹介
木山泰嗣[キヤマヒロツグ]
1974年神奈川県横浜市生まれ。弁護士。上智大学法学部法律学科卒。鳥飼総合法律事務所に所属し、税務訴訟及び税務に関する法律問題を専門にする。青山学院大学法科大学院客員教授(租税法1・租税法演習)。著書に、『税務訴訟の法律実務』(弘文堂、第34回日税研究賞「奨励賞」受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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えちぜんや よーた
81
会社員から独立開業したばかりの方は10種類の所得が定められていて、事業所得と給与所得は異なるということを必ず知っておく必要がある。例えば本業が軌道にのってサイドビジネスを始めようとしたときはどうするか?(本業はグラフィックデザイナーで専門学校で非常勤講師を引き受けたときとか)。法曹の方でも複雑と言われる所得税法を体系的にまとめてくれている。「事業所得とは何か?」「そもそも事業所得の事業とは何を指すのか?」など。10年選手の個人事業主の方でも確定申告の時期には手元においていても良いと思える内容だった。2018/11/14
晴れ女のMoeco
7
えーっと、所得は収入から経費をひいたもの…?くらいに、税についてろくな知識がなく、これを手に取ったwこれは所得税法の概念とか、有名な判例などまじえて説明していて、とてもわかりやすい。これを読んでから、実務本やもっと堅い税の本を読んだらすんなり入れそう、おすすめ。いやー、税は深いなぁと、読んでてわくわくした。学生時代に税に関する勉強をしておけばよかったなぁ、とか。ある程度法律を勉強した学生とか、仕事で税の知識が必要になったって人にはおすすめ。2014/05/17
ぐっち
5
所得税法の入門書。実務的な内容ではなく、あくまで法律の入門書。分かり易かった。2015/02/15
Takuya Kawahara
4
弁護士の木山泰嗣氏の新書。仕事柄、税金については関わる機会が多いのですが、自分は数字や計算に強いほうではないので、正直なところ、税金には苦手意識がありました…。もっとも、最初のほうで木山先生が自らも数学等が苦手であったと告白していたこと、そして本書の内容自体も、税金額の計算等を求めるものではなく、主に所得税法の基本的な考え方や趣旨等を解説するものであったので、順調に読み進めることができました。もう1度読み直してみたいですし、この本をベースに、他の税法関係の文献(や判例)にも当たってみたいと思います。2014/05/30
mushoku2006
4
図書館に新刊として配架されたのを見て、言われてみれば、「所得税法」なんて勉強したことないなと思い手に取りました。分かり易かったです。勉強になりました。2014/04/22