光文社新書<br> 1日で学び直す哲学―常識を打ち破る思考力をつける

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光文社新書
1日で学び直す哲学―常識を打ち破る思考力をつける

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  • サイズ 新書判/ページ数 237p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334037604
  • NDC分類 130
  • Cコード C0210

内容説明

大学の教養課程の講義を再現!ソクラテス、カント、ヘーゲル、ハイデッガー…あの頃よりも今のほうがきっと理解できる!時間は逆には流れない?人はどんなときに滑稽に見える?卵と鶏ってどっちが先?悩み抜いて見出された、哲学のエッセンスを知る。

目次

第1章 ソクラテス以前の哲学者たち(ピタゴラス―思考のラディカリズムのはじまり)
第2章 古代哲学を築いた3人(ソクラテス―哲学のあらたな幕開け;プラトン―イデア論;アリストテレス―10のカテゴリー)
第3章 近現代フランス哲学(デカルト―疑う姿勢)
第4章 ドイツ観念論の時代(カント―感性の形式としての空間と時間;ヘーゲル―炸裂する存在)
第5章 20世紀最大の哲学者(ハイデッガー―存在と時間をめぐる思索)

著者等紹介

甲田純生[コウダスミオ]
1965年大阪府生まれ。大阪大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。広島国際大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ハッシー

100
★★★☆☆ 哲学者が哲学とは何かという問いと正面から向き合い、導き出した答えが記されている。平易な言葉で説明してくれているが、その意図するところが難しすぎて理解できないことが多かった。私には哲学的センスはないようだ。ただ、哲学とは何かという理解が少し進んだのは確か。「キリスト教を生み出したのは、イエスではなくイエスの死」「ソクラテスではなく、ソクラテスの死が哲学を生み出した」という考え方は、なるほどと思った。2018/11/25

ビイーン

34
本書は古代から現代までの哲学史の流れとエッセンスをエピソードを交え、新書でまとめた秀作だと思う。「哲学」は思考の「ラディカリズム(常識的なものの見方を180度ひっくり返してしまうような思考の力)」であるという。ピタゴラスが豆をタブーにしていたエピソードが面白い。2018/12/31

KAKAPO

32
哲学を網羅的に記述したという本は、概ね哲学というよりも、哲学史になりがちで、知識を蓄えるための役には立ちますが、考え方を学ぶための導師としては力不足であることが多いものです。しかし、甲田純生先生が、はじめて「哲学とは何か」という問いと正面から向き合った、と仰る本書は、長大な哲学史を新書というコンパクトな装丁にまとめながらも、エピソード記憶に残るような魅力的な話題に溢れ、それぞれ読者の中でバラバラに存在している哲学の知識を体系化し、それに基づいて哲学的思考を開始するための手掛かりになる素晴らしい本でした。2018/10/22

樋口佳之

29
私たちの生の目的地は、はっきりと与えられています。それは死以外の何ものでもありません。死は人間の生を成立させ、そのあり方を規定し、生を完成させます。人間の生は死とともにあり/「そう、哲学って、面白いんです!」「哲学とは生きることそのもの」って記述で新入生に語り出すような書き出しの本の結論的記述がこうなってしまうのは残念でした。2019/04/22

ちさと

28
「1日で学び直す」タイトル通り、哲学を多少でも理解していなければ1日では学べるわけもなく。。優しい先生が哲学を教えてくれている気分になりながら読み進めました。近代以降の哲学者の思考体系はぐんっと難しくなって、少しずつ少しずつ理解していく楽しみを感じます。再読。2018/09/01

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