光文社新書<br> 新書で名著をモノにする『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』

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光文社新書
新書で名著をモノにする『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』

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  • サイズ 新書判/ページ数 187p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334036201
  • NDC分類 331.5
  • Cコード C0236

内容説明

社会学の巨匠、マックス・ウェーバーによる最も有名な論文『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を正しく読むために必要な、基礎知識をコンパクトに整理したテキスト。論文の内容についてはもとより、書かれた動機や時代背景、ウェーバーに影響を与えた思想家などを丁寧に解説。いつか読みたいと思いながらも近づきがたかった名作を、初心者でも理解できるように導いてくれる一冊。

目次

第1章 資本主義という問題―マルクス『資本論』
第2章 近代資本主義の起源―ゾンバルトとウェーバー
第3章 「資本主義の精神」という問題―「倫理」原論文第一章
第4章 「資本主義の精神」と禁欲的プロテスタンティズム―「倫理」原論文第二章
第5章 「資本主義の精神」と「鉄の檻」―ニーチェの影
第6章 ユダヤ教とプロテスタンティズム―「倫理」論文から『古代ユダヤ教』へ
第7章 原始キリスト教と「再洗礼派」―「倫理」論文のもう一つの主題
第8章 プロテスタンティズムとイギリス革命―ヨーロッパ近代史の再検討

著者等紹介

牧野雅彦[マキノマサヒコ]
1955年横須賀市生まれ。京都大学法学部卒業。名古屋大学大学院法学研究科博士課程単位取得。現在、広島大学大学院社会科学研究科教授。専攻は政治学、政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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とび

5
本書の目的は、単なるプロ倫の概説ではない。ウェーバーがプロ倫の原論文を書き、その後も加筆修正するにあたって、どのような問題意識を抱えていったのか?…を、他の学者を参照しながら、時系列順に明らかにするものである。要約すると、ウェーバーの問題意識は「資本主義」のみならず「宗教社会学」をも包括するものであった。さらに筆者によれば宗教社会学の中でもプロテスタント的なバイアスのかかった考えであると主張されている。なお、プロ倫の内容を手軽に知りたいのなら、橋本努著「解読ウェーバー」の方がおすすめである。2021/04/24

スズツキ

5
何をどうしようと思ってこのような形態になったのかは全く不明で、大人しくプロ倫をそのまま読んだ方が良さそう。多分、この本を読める人なら読み通すことは出来るだろうから。2016/01/27

HALI_HALI

4
経済活動を行う上で当たり前のように存在する資本主義という考え方。これはそもそも何なのか。その出発点を探った大著を解説した本書。神に救済される者は既に定められており、労働とその対価を得る事で、人々は自身が救済対象であると確信を深めていく。これこそが、儲ければ良い、と極端に解釈される資本主義が生まれた出発点だったのだ。救済への確信を深めるために、営利活動は止まる事が無い、むしろ推奨される。そして働かない者を否定する考えもここから生まれた。宗教が人間社会に与え続ける影響は計り知れない。本当に面白い。2017/07/30

ヤスミン

3
ゾンバルトに対して興味が湧いた。「ピューリタニズムはユダヤ教である」と『ユダヤ人と経済生活』の中で彼は語っているらしいが、ユダヤ教とカルヴァン派のエートスの違いがこの本ではあまり見えてこなかった。むしろ差異がないようにも感じてしまったのでこれからの課題として取り組みたいと思う。2011/12/04

新垣政人(PN)

3
ウェーバーは、貨幣の貯蓄、利潤の追求が自己目的化してしまっているような意味での資本主義の精神ではなく、資本主義を支えるような精神態度、エートスの起源は、むしろ直接的に利潤を目的としない精神、利潤の追求そのものを拒絶するような精神態度に由来するのではないのかという問題設定をした。おそらく、本書の価値は、その由来が禁欲的プロテスタンティズムによるものだという考察よりむしろ、先人の研究者の誰もしなかった角度から問題提起をした点にあるといえるだろう2011/10/05

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