光文社新書<br> 近頃の若者はなぜダメなのか―携帯世代と「新村社会」

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光文社新書
近頃の若者はなぜダメなのか―携帯世代と「新村社会」

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  • サイズ 新書判/ページ数 262p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334035440
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C0236

内容説明

今の20代後半以下の世代は、中学生、高校生くらいからケータイを持ち始めた、日本で初めての世代です。イメージしてみてください。自分が中高生のときに、もしも携帯電話や電子メールが存在していたら…。生活は良くなっていたでしょうか?友達との関係はどう変わっていたでしょうか?著者は7年をかけて、10代半ば~20代後半の若者、約1000人に実際に会って、じっくりと話を聞いてきました。その結果見えてきたのは、現在32歳の私ですら驚くほど劇的に変化した、彼らの生活と人間関係です。近頃の若者はいったいどういう環境にいて、いつも何を考えているのか?本書を読めば、彼らのリアルな姿を肌感覚で理解できるようになるでしょう。

目次

第1章 “読空術”を駆使する若者たち
第2章 知り合い増えすぎ現象
第3章 村八分にならないためのルール
第4章 半径5キロメートル生活
第5章 ちぢこまるケータイネイティブ
第6章 つながりに目覚めた若者ネットワーカー
第7章 近頃の若者をなぜダメだと思ってしまうのか?

著者等紹介

原田曜平[ハラダヨウヘイ]
1977年東京都生まれ。慶應義塾大学商学部卒業後、(株)博報堂に入社。博報堂生活総合研究所時代に、JAAA広告賞・新人部門を受賞(2003年)。専門は若者研究で、こわもてな風貌と本音を引き出す話術を武器に、日夜若者へのインタビュー調査にいそしんでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

としP

25
2010年出版の本。『ケータイをきっかけに「村社会的な人間関係」が若者の間に復活したことなのです』と著者。ケータイ+SNSの普及により、24時間、どこでも、人間関係と「空気」に拘束されているような、携帯世代と「新村社会。2017/11/14

ふろんた

22
2010年出版なのでマイルドヤンキーより前の話。ケータイ世代の話とはいえ、まだLINEが出る前。こういう若者が全てはないのだろうけど、私の世代あるいはもっと上の世代から見れば皆無だったのだから増加率で見ればすごいのだろう。パソコンより携帯のほうが早く文字が書けるというのが驚き。携帯でドラフトして、パソコンに転送なのか。私は読メの感想位の量でも携帯で書くのは苦痛だぞ。2016/01/19

モルツ

16
データを基にした世代論とは違い著者が千人以上の若者に実際に取材して掴んだ若者の傾向が書かれている。具体例が多く、何を元に考えたのか説得力がある。携帯というメディアが他世代との違いを作っているのがおもしろい。これまでの世代の狭い繋がりを越えて、違うキャラのグループとも繋がりあえる若者世代の特長をどのように生かしていくかが、これからの社会の課題だろう。コメントに要約を載せます。4/52012/11/25

まっ黒大魔王

13
今の若者がなぜダメかというより、なぜダメに見えるのかを携帯電話を持ち始めたことが主な原因として解説。実際に日本全国を自らの足で渡り歩いて得たデータだけに信憑性、説得力共に抜群。四年前の著書ですが、まだまだ今に通用することが書かれています。若者がダメというより、その現状と原因を本書で知ってほしいです。2014/11/07

読書初心者

10
なるほど、なるほど日本はケータイ、外国はパソコン 読破2016/01/08

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