内容説明
IT化したのに、なぜか書類の量が激増!SEに痛い目に遭わされたユーザ、ユーザの無理難題にぶち切れたSE、ともに必読。
目次
第1部 SEという人々(SEという生き物;開発系の人々;開発技術者の周縁の人々;運用系の人々)
第2部 SEと仕事をするということ(間違いだらけのIT企業選び;システム開発を依頼する;SEへバトンタッチ;システム開発の工程を追う)
第3部 ユーザとSEの胸のうち
著者等紹介
岡嶋裕史[オカジマユウシ]
1972年東京都生まれ。中央大学大学院総合政策研究科博士後期課程修了。博士(総合政策)。富士総合研究所勤務を経て、関東学院大学経済学部経営学科情報部門・関東学院大学大学院経済学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
114
このシステムの話は、若干ユーザーサイドから書かれているものと思われます。最近でこそEUCということが言われてしかもユーザー側にもIT能力の高い人がいます。ですのでむかしほどエンドユーザーとシステム開発での齟齬はあまりなくなりましたが、それでも、トップダウンからの要請などでパッケージを購入したりする場合に現場の使い勝手とかけ離れていて使いものにならないケースがあるようです。エンドユーザーがSEの仕事を理解するための本といえるのでしょう。2015/11/23
hatayan
49
企業の情報システム部門とベンダーのSEとの間の健全なコミュニケーションの必要性を力説。 IT化は目的ではなく手段。システムを使って実現することを顧客が明確にすることが第一。技術には流行廃れや揺り戻しがあるので詳しい手法や技術を問題にする必要はない。仕事の高度化のメリットと新しい仕事の進め方によるデメリットのバランスを追求した結果、IT化の必要がないケースもある。失敗学の書というより、SE業界のあるある話を面白おかしく書き綴ったエッセイ。分かる人には分かる書き方は人によっては好みが分かれるかもしれません。2020/05/18
Koning
24
例の木にブランコの絵を主としてユーザになるであろう企業のおじさん向けに書いた本って感じすね。とてもあるあるな1冊(笑)。まぁどこもお金が絡むと無理して傷を拡げちゃったりすんだよね。2013/11/15
文章で飯を食う
20
非常に面白い。冗談なんだか、本当なんだかよくわからない書き方。もしかしたらⅠT業界が本当にこんな状況なのかも。戯画だと思っていたら、忠実な模写かもしれない。2016/02/28
ごへいもち
15
黒歴史2019/05/06