内容説明
人を狂酔へ誘う街、六本木―。その街でスチュワーデス・三矢千春の死体が発見された。死因はコカインによるショック死。六本木署の江頭部長刑事は、背後にある麻薬組織の臭いを鋭く嗅ぎ取る。三矢を最後に目撃した志村弘子は、泣き黒子の女が三矢といたことを証言、謎の女の姿を求め、捜査が動き出す。が、その翌日、志村までが無残な死体に…。冷徹かつ周到に関係者を消していく兇悪組織に、江頭ら六本木署の精鋭が挑む。新型犯罪都市・六本木で激闘する刑事を著者の熱筆で描く、絶賛“捜査官”シリーズ書下ろし第19弾力作。