内容説明
それぞれ空手の修行を重ねてきた志村礼二と芥菊千代が、ついに真武会のトーナメント決勝で激突。礼二の凶器のように鋭い攻撃に、菊千代は絶体絶命。しかし、菊千代の必殺の右拳が疾った。はたして勝者は?一方、室戸武志はその鍛え抜いた巨躯を活かさんと、プロレスの門を叩く。が、ここにも危険な牙をもつ男たちがいた。容赦ないスパーリングに武志が見せたものは?礼二、菊千代、武志、そして、竹智完、加倉文平。底知れぬ闘いの海に、敢然と身を投じていく若き獅子たちを圧倒的なバイオレンスとエロスで描く、熱き大河ロマン第3弾!!さらにパワーアップして待望の登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツカモトカネユキ
4
1988年発行。第三巻に入っても主人公が決まらず。先巻に引き続き、まだ、プロローグの感触があります。それでも、それぞれの主人公候補たちは、動き出しだんだんと邂逅し始めます。作中、スポーツと武道の比較論が出ますが、スーパー・バイオレンス小説である本作に武道と呼べる部分は、少なく暴力対暴力の抗争の様相が描かれています。強くなるためだけの精神修養であったり、暗器の登場、襲撃による対決は、肉体的な力のぶつかり合いとはかけ離れて物語が展開して行きます。梶原作品「空手地獄変」の群像を感じつつ、次巻に続きます。2024/08/15
外道皇帝
4
志村と芥がフルコンタクトの空手大会で対決!。室戸のプロレス入りも楽しみ。加倉と竹智はもっと書いて欲しい。2014/03/26
北白川にゃんこ
1
犬殺し同士の邂逅と戦い。それはそうと、続きは20年後である。よく伸ばしたもんだ。2016/03/07
まつ
0
星☆☆☆
akuakuma
0
★★★★☆2015/05/21