目次
第1章 人民なき人民中国の悲劇―天安門事件があばいた中国の病巣
第2章 五千年の歴史に呪縛された中国人―中国に必要なのは分割民営・自由競争だ
第3章 ヒットラー、レーガンになれなかった毛沢東―だれも手のつけられない中国経済
第4章 中国共産党帝国の正体―毛沢東の呪いが中国を滅ぼす
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
2
いつも著者・小室先生の博学、論説の鋭さには敬服していた。この本は’89天安門虐殺事件(銃・戦車で非武装の人間をけ散らし映像で世界が震撼)の直後に語り下ろされ、中国共産党は農民に基盤を持つ統治集団で非生産者の学生は殺しても許されるのだ、がんらい支那には人肉食の賛美さえあると説明し、今後の推移を(著者のよくつかう)「急性アノミー」に見舞われた中国は人材の出国ラッシュとなり衰退すると見ている。「指導部の言う通りなら21世紀には世界第3位の大国となるではないか、そんな馬鹿なことあるはずない」2012/04/11
有無
2
東洋史の勉強をする前にまずこれを読んでからにして欲しい。日本の東洋史は、どうしても中国の歴史を賛美する人に溢れているように思える。それが全てまやかしと言うわけではないが、まあこれを読んで落ち着け。2011/08/31
RUSTY RAZOR
1
25年前の本ではあるが、格差問題や地下経済など、現在の中国に通じるキーワードもでてくる。歴史的な側面からの分析は参考になる。 行動的禁欲ではなく、ただの拝金主義に拠って立つ中国経済は、遠からずカタストロフィックに不況へと突入して行く可能性がある。小室先生が御存命であれば、今の中国をどう分析されたのだろうか。2015/07/03
MIRACLE
0
中国共産党について、科学的な分析を加えた本。2016/08/13
ビリケン
0
五千年の伝統文化を詰め込んだ中国は、まさしく海のように広く、底無し沼のように深い漬物甕という事になる。中国人はこの漬物甕の悪習のなかでもがき苦しんでいる。外国の思想も一度漬物甕の中に持ち込まれると、似ても似つかぬものに変質してしまう。中国の苦悩はまさにこの一節集約されてると感じた。中国や朝鮮は歴史を非常に大切する。また、孔子も古の政治に真理を求める。目指すべきベクトルが過去を向いているのは悲惨である。なぜなら、過去は永遠に超える事ができないし、尾鰭がつきすぎて実像を正しく認識するのが困難であるからだ。2020/09/02




