内容説明
海が山のように盛り上がる？しまなみ海道。ほか、知ってたつもりのあの場所がまったく違って見えてくる。脱力系お笑い旅エッセイ。
目次
名古屋―目からシャチホコが落ちる
秋山郷、十日町―国境の長いトンネルを抜けたんだからそこは外国
東京―東京迷路機器行
日光―東照宮にクラゲはいるか
津軽―素晴らしすぎる石拾いの旅
妙義山―妻より怖かった、と杉江鳥は言った
大陸―と言っても過言ではないうちの庭
天草―台風は悔い改めよ
志賀島―海の危険生物に関する考察と警告
神津島―東京で砂漠を見にいく
しまなみ海道―海が山のように盛り上がる？
富士急ハイランド―ジェットコースターについて語るときに僕の語ること
千里―ふるさとはニュータウン
著者等紹介
宮田珠己［ミヤタタマキ］
１９６４年、兵庫生まれ。大学卒業後、約１０年のサラリーマン生活を経て、作家となる。旅エッセイや小説などを執筆（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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みかん🍊
93
宮田さんなのでもちろん有名観光地など回らない、名古屋はわりと土地勘あるし本山も何度か遊びに行ったが緑の名古屋大仏があったとは知らなかった、五色園も布袋大仏も知らなかった、リニモには乗りましたよ、そして長島スパーランドは名古屋じゃなくて三重県です。海の変わった生き物と石拾いが好きな事がよく伝わってきた本書でした、紹介されていた秋山郷、妙義山、しまなみ海道の海が盛り上がるのも見てみたい。2023/09/15
おいしゃん
87
先日読んだデビュー作「東南アジア四次元日記」ですっかりハマり、今度は日本編を手に取る。デビューからだいぶ経ってからの作品なので、文章は洗練され、面白さは安定している感がある。さあ、宮田さんの他の旅行記も読み進めよう。2015/08/12
booklight
40
【読友本】対象との距離感が絶妙。自宅周辺の探索記や家族で行った天草、志賀島の話がなぜか読めてしまう。パチンコ海物語のリーチの魚の種類なんてどうでもいいけどちょっと面白い。ピンボールの話なんて村上春樹の小説でしか知らないし「ジェットコースターについて語るときに僕の語ること」なんて章もあるので村上春樹が好きなのかな。ちょっと意外。わりとテンションの高いのは津軽に石拾い行く回。なんとか編集者を説得した感じも面白い。これ以上つっこんだらくどいけど、つっこなまいと面白くない、という距離感でひらひらしている感じ。2022/01/23
manamuse
28
新年読了1冊目はタマキングでした✨イラストも内容もゆるゆるで面白かった！名古屋のイメージがマーライオン…笑。屋根に布団が載ってる越後湯沢の「海外指数」4=非常に海外…笑。編集者兼旅のコーディネーターであるテレメンテイコ女史となぜか東京の下町でパチンコ「海物語」を打つ…笑。結局どこに行っても石拾いをする…笑。暖かくなったら私も石拾いに行こ〜っと🎶2021/01/02
ｋｅｉｔｈ
28
宮田さんの全国各地の旅エッセイ。例のごとくゆる～いルポで脱線しまくり。所々で出てくるイラストも脱力系でゆるさに輪をかけている。全国１３か所を巡っているがその１か所が自宅の庭というのもこの人らしい。2015/08/16
