出版社内容情報
これまでの国内および海外での研究の成果を集大成するとともに、何よりも実際に生かせることを主眼として、第Ⅰ部理論編においても具体例を挙げての記述を心がけている。実践編では、中学校・高校それぞれの授業形態や教材の種類に対応した適切なリーディング指導の各段階の具体例を詳細に解説する。文字から内容を読み取るだけでなく、書き手との関連でのコミュニケーションとしてのリーディングという観点からも多く論じている。
"第１部 コミュニケーション時代のリーディング
１．「読む」という行為に含まれるもの
２．コミュニケーションとしてのリーディング
３．リーダビリティ
４．語彙指導
５．読む目的と読む速度
６．読解発問
７．リーディング教材
８．読書不振者（poor reader）の研究
９．読解不振者の指導
10．音読の指導
11.読解力の評価
付章 理論の検証から実践へ
第２部 実践編
１．読解から音読、そしてスピーキングへ
２．スキーマを活性化させるリーディング指導
３．書き手と読み手の対話を意識した指導
４．クリティカル・リーディング
５．パラグラフ・リーディング
６．リーディングにおける語彙指導
７．速読指導と多読指導
８．大意把握
９．直読直解指導
10．読解ストラテジーの指導（含む Skimming,Scanning）
第３部 リーディングのＦＡＱ（Frequently Asked Questions）
体系的に論じられることはあまりないが、多くの教師の頭のなかに燻っているような疑問・質問を取り上げて、リーディング指導のほころびを縫うような解説を内容とする。
１．音読活動と読解活動を切り離すべきか
２．リーディングの予習で生徒に何を求めるか
３．和訳を求める生徒にどう対応するか
４．リーディングにお"
