イギリス思想叢書<br> ホッブズ

イギリス思想叢書
ホッブズ

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  • サイズ B6判/ページ数 266p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784327352134
  • NDC分類 133.2
  • Cコード C1323

出版社内容情報

"いまや当たり前のものとされる「自由」・「基本的人権の保障」など、近代民主主義の思想の原点を史上初めて提示し、ピューリタン革命期の聖・俗両権力の支配層を敵にまわすことにもなった、ホッブスの「思想の革命」の意義をとらえ直す。    第一章

内容説明

近代精神の誕生に立ち会う。いまや当たり前のものとされる「自由」・「基本的人権の保障」など、近代民主主義の思想の原点を史上初めて提示し、ピューリタン革命期の聖・俗両権力の支配層を敵にまわすことにもなった、ホッブズの「思想の革命」の意義をとらえ直す。

目次

第1章 ホッブズ思想への接近―現代に受け継がれるものはなにか
第2章 ホッブズとその時代
第3章 ホッブズの生涯
第4章 ホッブズの政治思想
第5章 ホッブズと同時代の思想家たち
第6章 ホッブズと大陸の思想家たち(付、日本における受容)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

侘び寂び侘助

2
ホッブズの主著は未だ読んでいないが、彼についての研究者の本を読んでいる。今、この時期にこの人物を知れた事は非常に幸運だと思う。そして、主著へと挑戦していく。2022/10/29

向う岸

2
人は、自分の生命までも他者に無条件に与えるような自然権の法規や譲渡は断じてしてはならない、つまり個人的抵抗の権利は絶対に放棄すべきではない。2011/06/14

新垣政人(PN)

1
近代国家思想の礎を築いた大家であるホッブズ。「万人の万人に対する闘争状態」の一説はあまりにも有名である。歴史的背景を考慮して、彼がなぜ社会契約論という体系を創りあげていったかがわかる良著。 「リヴァイアサン」それは、人間が自己保存という究極的根本命題を克服するために生み出した人工国家という神に等しき力をもったシステムである。2010/06/10

のうの

0
.2014/05/05

bass

0
実に面白かった。一箇所文自体に変なところもあったし、カッコやダッシュによる挿入が煩わしい箇所もあるが、内容は文句無しに面白い。若干曖昧さもあるが、制限・混合王政観によって、イギリスでは絶対主義は成立「しなかった」からこそ、ホッブズには社会契約を構想できたとしたうえで、それがプーフェンドルフやスピノザを経てルソーにまで継承されたとする。ただホッブズに限定せず、そうした継承関係も含めて解説している。日本ではほとんど名前を聞かないハントン、ハリントンの重要性にも触れている。素晴らしい。 2018/10/24

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