里山に生きる家族と集落―こころと絆、持続可能な暮らし

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里山に生きる家族と集落―こころと絆、持続可能な暮らし

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  • サイズ B6判/ページ数 324p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326654062
  • NDC分類 361.76
  • Cコード C1036

出版社内容情報

里山にある、次代を育み、生まれる前から逝ったあとまで共に支えあう、こころ豊かな暮らしを再構築するには何が必要とされるのか。日本は、食の安全安心も、保育も介護もあの世に逝くときも、すべてお金で買い取る社会を作り上げた。この経済一辺倒の社会では、多くの人々が暮らしとこころを疲弊させていく。いまこそ、現代的な視点から暮らし一つ一つを見直し、礎を組み直す時に来ている。本書は、生きていくための「こころ」、「暮らしのしきたり」、「ちから」に迫る。

はじめに



序章 持続可能な暮らしを守るしきたりと作法

 第一節 各章の視座

 第二節 主な取材地域の概要



第一章 風土に順応する住まいと暮らし

 第一節 風土にあわせる住まい

 第二節 家屋の材料自給と建築・修理

 第三節 住まいや暮らしに使う地域の素材

 第四節 電気のない暮らしと品々の再利用



第二章 地産地消する食

 第一節 主食の確保

 第二節 地域から得る副食類など

 第三節 調味料

 第四節 余剰食材の出荷・販売



第三章 集落が支える人々の暮らし

 第一節 集落運営の仕組み

 第二節 相互扶助

 第三節 地主やマネージャー、日雇い農民らが互いに支える暮らし

 第四節 逝く人を送り出す仕組みとこころ

 第五節 青少年の育成

 第六節 集落の結束と絆を育む仕組み



第四章 家族と親戚、集落のちから

 第一節 暮らしのなかの家族や親戚らの役割

 第二節 同じ敷地に暮らす家族・親戚らの結束

 第三節 育ちゆく子どもたち



第五章 人々の暮らしを蘇らせる里山

 第一節 経済社会が引き起こす貧困

 第二節 生活困窮者たちの暮らしを蘇らせる里山力

 第三節 火山噴火による移住者の生活・集落再生



第六章 アジアの里山里海に学ぶ

 第一節 自然のちからに感謝するこころ

 第二節 アジアの民の暮らし方──フィリピンの農漁村から

 第三節 百姓としての暮らし方

 第四節 重層的・慣行的な土地利用



おわりに



用語解説

参考文献

索引

養父 志乃夫[ヤブ シノブ]
養父 志乃夫(やぶ しのぶ)
1957年大阪市生まれ。和歌山大学大学院システム工学研究科教授。専門は、造園学、自然生態環境工学、環境民族学。1986年大阪府立大学大学院博士課程修了。農学博士。東京農業大学助手、鹿児島大学農学部助教授を経て、現職。著書に、『里山里海―生きるための知恵と作法、循環型の暮らし―』(勁草書房)、『アジアの里山 食生活図鑑』、『里山・里海暮らし図鑑―いまに活かす昭和の知恵―』(以上、 柏書房)、『ビオトープづくり実践帳』(誠文堂新光社)、中版『生物生境再生技朮』(北京建筑工業出版社)、『里地里山文化論』(上・下2巻)、『ビオトープ再生技術入門―ビオトープ管理士へのいざない―』、『田んぼビオトープ入門』、『生きものをわが家に招く―ホームビオトープ入門―』、『荒廃した里山を蘇らせる―自然生態修復工学入門』(以上、農文協)、『生きもののすむ環境づくり』(環境緑化新聞社)、『野生草花による景観の創造』(東京農業大学出版会)など多数。

内容説明

次代を育み、生まれる前から逝ったあとまでともに支えあう、こころ豊かな暮らしを再構築するため、インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナムなどの里山里海に取材し、里人たちが共有する生きていくための「こころ」、暮らしの「しきたり」、「ちから」に迫る。

目次

序章 持続可能な暮らしを守るしきたりと作法
第1章 風土に順応する住まいと暮らし
第2章 地産地消する食
第3章 集落が支える人々の暮らし
第4章 家族と親戚、集落のちから
第5章 人々の暮らしを蘇らせる里山
第6章 アジアの里山里海に学ぶ

著者等紹介

養父志乃夫[ヤブシノブ]
1957年大阪市生まれ。和歌山大学大学院システム工学研究科教授。専門は、造園学、自然生態環境工学、環境民族学。1986年大阪府立大学大学院博士課程修了。農学博士。東京農業大学助手、鹿児島大学農学部助教授を経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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