リスク論のルーマン

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リスク論のルーマン

  • 小松 丈晃【著】
  • 価格 ¥3,740(本体¥3,400)
  • 勁草書房(2003/07発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 238,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326601615
  • NDC分類 361
  • Cコード C3036

出版社内容情報

因果関係が複雑で特定できない汚染物質。生態系への影響が不確かなバイオ技術。公害=環境問題の次元にとどまらず、金融や保険、科学や工学でも「リスク」へ注目が集まっている。複数のリスクは常に絡み合う。しかも個別個別の対処が一層問題をややこしくする。専門家による決定が必ずしも正しくない現代社会は、こうした原理的解決不能な問題をどう「解決」するのか。そこでは何が隠蔽されるのか。ルーマンの社会システム理論による問いの徹底的な解明と自由の新しい解釈。専門家と素人の「対話」は、はたして有効な問題への対応なのだろうか。『法理論のルーマン』(小社刊、2002年)、『貨幣論のルーマン』(小社刊、2003年)も参照。


序章 リスクの社会学の展開とルーマンのシステム論

一 リスク研究の現在
二 ルーマンのシステム論の学的スタンス──「ありそうになさの公理」

第一部 システム論的リスク論

第一章 社会システム理論によるリスク研究──ルーマンの基礎視角

一 リスク概念
二 ルーマンのリスクの概念
三 リスクと時間
四 決定者と被影響者
五 「新しいリスク」とルーマンのリスク論

第二章 非知

一 「知らない」ことの分析
二 機能分化による非知の産出
三 「非知」をめぐるコミュニケーション
四 どのような非知が問題なのか──特定化される非知と特定化されない非知の区別
五 「意思疎通」の可能性

第二部 決定者とリスク

第三章 信頼

一 リスクと信頼
二 社会的な亀裂を調整するメカニズム
三 ルーマンのシステム論における「信頼」──人格的信頼とシステム信頼
四 リスク・コミュニケーションにおける「信頼」の位置
五 システムの「盲点」

第四章 リスク変換

一 システムによる問題転移──初期ルーマン理論を手がかりに
二 リスク変換の概念──ジャサノフの分析との関わりで
三 「リスク変換」概念によるドイツ医薬品規制政策分析
四 組織システムによる不確かさの吸収
五 システム合理性

第三部 被影響者とリスク

第五章 抗議運動

一 ルーマン理論における「抗議運動」
二 政治システムにおける「中心と周辺」
三 初期ルーマンにおける抗議運動の位置── 一九六八年ドイツ「学生反乱」評価
四 組織の「不確かさ吸収」と抗議運動
五 抗議の形式
六 抗議運動とミリュー
七 抗議運動に内在する緊張
八 補論 包摂と排除

結語 批判的リスク論の可能性

一 ルーマンのリスク論の意味
二 開放性と閉鎖性


あとがき
文献/索引

内容説明

誰のいかなる決定も不確かさにさらされるこの複雑な社会で、「開かれた対話」による問題解決は可能なのか。リスク社会論の「盲点」。

目次

序論 リスクの社会学の展開とルーマンのシステム論
第1部 システム論的リスク論(社会システム理論によるリスク研究―ルーマンの基礎視角;非知)
第2部 決定者とリスク(信頼;リスク変換)
第3部 被影響者とリスク(抗議運動)
結語 批判的リスク論の可能性

著者等紹介

小松丈晃[コマツタケアキ]
1968年宮城県に生まれる。1998年東北大学大学院文学研究科博士課程修了。東北大学大学院文学研究科助手を経て現在、日本学術振興会特別研究員、博士(文学)
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感想・レビュー

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抹茶ケーキ

0
ルーマンのリスク論をベック、ギデンズなど関連する社会学者の論と対比させながら論じる。ルーマンはずいぶん難しいらしいけど、この本はすごく読みやすかった。リスクの問題を解決するのはとても困難なのでこの本で何らかの最終的な解決策が提示されているわけではもちろんないけれど、少なくとも「何が解決策にならないか」については一定の示唆を与えてくれているように思えた。2016/01/28

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