出版社内容情報
日本国憲法は日本のものでもあるが、9条の先駆性からすれば世界のもの、不戦の誓いという歴史性を考えればアジアのものとも言える。アジア、とくに韓国では9条をめぐる時事的なことについてどう考えられているのか。韓国憲法との比較も交え、アジアの中での日本国憲法の意義について論じる。
内容説明
日本国憲法は日本のものでもあるが、9条の先駆性からすれば世界のもの、不戦の誓いという歴史性を考えればアジアのものとも言える。アジア、とくに韓国では9条をめぐる時事的なことについてどう考えられているのか。アジアにおける日本国憲法の意義について論じる。
目次
第1部 アジアと日本国憲法の制定(アジアにとっての日本国憲法;武力による憲法と武力によらない憲法の間;仲間入りの憲法―韓国からみた日本国憲法)
第2部 日本国憲法とアジア(韓国と日本の平和を語り合う―平和主義の現在と将来;第九条、アジアのものになりえるか;東北アジアから見た憲法第九条の役割―韓国の平和運動を中心に)
第3部 韓半島の平和とアジア(韓国憲法の平和主義、可能性と限界;韓半島緊張の原因と平和への道;韓半島の平和体制と日本;韓国における国家緊急権と有事法)
著者等紹介
李京柱[リキョンジュ]
1965年、韓国光州生まれ。高麗大学法学部卒業、一橋大学大学院法学研究科で博士後期課程修了、博士(法学)。ドイツDAAD・アメリカUC Berkeley,Visiting Scholar、韓国慶北大学法学部助教授を経て、現在韓国・仁荷(INHA)大学法科大学院教授。専攻は憲法学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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