内容説明
小学3年生に「行政は何をするところなの」と聞かれたら、答えられますか?本書は基礎的なポイントから講義をスタート!自治大学校をはじめ日本全国の自治体職員研修所で講師を務める著者の研修を書籍で再現!
目次
第1部 自治体職員と法律(行政とは何者だ?;憲法のもとでの国と自治体;行政権限行使のお作法:行政手続法と行政手続条例)
第2部 自立的な自治体運営(自治体立法としての条例:自治体事務の実施根拠;分権時代における条例による取組み:明文規定がない場合、法律がない場合;目的を実現するための仕組み:法律や条例の構造;条例による政策展開:空家法への条例対応に見る創意工夫の最前線;行政の判断が争われる(その1):是正を求める
行政の判断が争われる(その2):補填を求める)
著者等紹介
北村喜宣[キタムラヨシノブ]
1960年京都市生まれ。神戸大学法学部卒業、同大学大学院法学研究科博士課程前期課程修了(法学修士)、カリフォルニア大学バークレイ校大学院「法と社会政策」研究科修士課程修了。神戸大学法学博士。1989年横浜国立大学経済学部講師、1990年同助教授。2001年上智大学法学部教授。2014年同大学法科大学院長を経て、同大学法学部教授。専攻:行政法学、環境法学、政策法務論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かばお
8
基礎自治体に入ったばかりの職員向けの行政法解説書。行政法の考え方とその背景から持つべき職員の心構えが書かれ、研修の教科書という印象だったが、空家法など具体的な制度を交えた解説がされ、イメージを持ちやすいと思われる。個人的には、法律と条例の関係、行政救済法分野の話が読みごたえありと思う。あと、1ページだけの法学ドクターでの補足が憎い。2018/03/18
aya
1
著者が丁寧にわかりやすく解説してくれるのが感じられる良本でした。知識もなく理解力も足りない私には難しかったので、勉強頑張ろう。2021/05/02