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人物文庫
明智光秀と斎藤利三

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  • サイズ 文庫判/ページ数 367p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784313752887
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

これまで長きにわたり議論されてきた「本能寺の変」の真相が遂に明らかになった!文武両道にわたる卓抜した才腕で、織田政権のナンバー2にまでのし上がった明智光秀とその筆頭重臣・斎藤利三(春日局の父親)―それは単なる「怨恨」でもなければ「野望」でもなかった。比叡山の焼き討ち以来、相次いだ信長の非道・横暴と残虐行為に、二人は「この天下を灰にしてはならない」と、精鋭軍団を固めて起ち上がった!

目次

恐ろしき思い出
美濃・明智一族の秀才
西美濃に生まれた戦さ師
われら、命がけで働かん
戦陣のなかでのめぐり合い
比叡山焼き討ちの衝撃
大量虐殺男・信長
丹波攻略戦に敗退する
士は己を知る者のために
何のために戦っているのか〔ほか〕

著者等紹介

山元泰生[ヤマモトタイセイ]
1941(昭和16)年生まれ。宮崎県延岡市出身。宮崎県立延岡高校、早稲田大学第一文学部に学ぶ。出版社に編集者として勤務ののちライターに転じ、広く新聞・雑誌で、国際問題、社会事件、歴史人物などの取材・執筆を重ねる。日本ペンクラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

スー

18
62斎藤利三を知りたくて読みました。明智光秀は王道で情の厚い知将で自分を買ってくれた信長の為に身を粉にして働くも信長の残虐な行いや天皇を蔑ろにする言動に危機感を抱き始め信長では平和な世の中にはできないと判断する。斎藤利三は稲葉一徹に仕えていたが一徹のあまりにも自己中な所に嫌気がさし出奔、光秀に仕え肝胆照らす盟友となる。光秀はイメージ通りで信長の無理難題や侮辱に耐えた苦労人でした。2021/04/28

黒猫

17
明智光秀は大好きな武将だ。謀反人という評価も今では大分変わり、民百姓の為に自分の身を投げうってでも信長の暴走を止めた義将だと私は思っています。勝手にですが。信長の優秀な家臣団の中でも、No.1と評価されながらそれに異を唱え、自ら行動して死ぬなんて。光秀は純粋な人だったんだなと思います。苦労して何年も浪人生活をして、拾ってくれたのも信長さんなんだし。葛藤したと思う。家族もいるんだし。それでも信念を貫き、山崎の合戦に散る。こんな生き方できない。だから光秀が好きだ。そんな光秀を魅力的に書けていないから残念です。2017/02/28

T4C@NAK

9
家の本棚に眠っていた本書。息子がいつだったかの夏休みの宿題で読んだもの。主君の非道を正す為に討つ、というプロット。他の説を取り入れていたりしていることを少し期待していたが、素直なお話だった。ただ、改めて光秀の仕事ぶりが一つ一つ語られているのを見て、主君に対する忸怩たる思いを抑えながら、無理難題、膨大な職務をこなし続ける姿に、大変な共感を覚えた。また、話は配下の斎藤利三、その娘の春日局に及ぶが、彼女に限らず、最後は徳川家康が皆を引き受けている。やっぱり勝つべくして勝った器だと本筋と違う所で感心した。2019/05/06

m

6
斎藤利三について知りたくて。父利三は本能寺の変の咎で処刑されたのに、その娘は春日局として大奥で権勢を振るうとは、すごい父娘だ。光秀と利三、縁があって主従関係になった二人なのだろう。光秀が治める天下も見てみたい気もするが、ちょっと気詰まりかも。2018/02/28

BIN

5
スタンダードな明智光秀モノではあるが、タイトル通り斎藤利三が他作品よりかは多く登場している。同じ美濃出身だから利三は光秀配下と思っていたら、稲葉一鉄配下だったとは知りませんでした。本能寺の変に至る経緯については奇抜なところはなく素直に読んでいるとは思うし、まあ誰かがやりそうな雰囲気にはあったなと改めて思った。丹波制圧戦が大分詳しいが、やたら丹波を大国扱いしているのが気になった。2015/12/11

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