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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
54
面白かったです。登場人物のテンションが高めのような気がしますが、これが童門節なのですね。人間味を感じます。2020/12/16
ジェンダー
23
秀吉にしても家康にしても根本的には変わらないと思う。気に入らない者を排除しながらさらに自分の従う者だけを従える。ただの私怨としか思えない。ただやり過ぎないようにする参謀がいる石田三成や本多正信であり、本書である直江兼続である。ただこの時代は下克上の時代であり、誰でものし上がろうとすれば出来る時代であるから主君としてもいつ家来にやられるからいかに信頼する家来を置く事であると思う。その中で上杉景勝と直江兼続の2人は別格であると思います。ここまで一心同体に励ましあい、冗談を言いあったりと出来ないと思います。2013/11/06
まめ@暫くイン率落ちます
21
下巻読了後に纏めて感想。2019/07/21
くものすけ
6
直江兼続の全体像を理解する事が出来ました。上杉景勝の配下の武将であり、秀吉にも溺愛された男でした。上杉会津120万石に対して、30万石を直江に与えろと言う秀吉の意向があったという。関ケ原の戦い直前、家康の会津攻めがあり、上杉家存亡を賭しての一戦と思われました。幸か不幸か家康は三成出陣の知らせを聞き、急遽江戸に戻っています。兼続は上方での政治抗争に馴染めず、地元北国での”独立”を夢見ていましたが、とうとうそれも果たされる事はありませんでした…2023/11/12
yo
6
【上杉魂の名参謀】15年ぶりくらいに再読。上杉景勝の側近直江兼続の前半生。本能寺の変の直前から小田原攻めまで。兼続の人柄があまり深く肚に落ちてこなかったが、おそらく「冷静に情報を分析して、時に非情な策をも打てる野心家」といったところか。上杉謙信が義の人であったかについて疑問を抱き、義の心の裏で実に細かい損得勘定をしていたとする。おそらくこの表と裏を使い分ける性格が後々の展開に大きな影響を与えるのだろう。下巻もそのうち読む予定。2023/06/05