古今集の桜と紅葉

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古今集の桜と紅葉

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  • サイズ A5判/ページ数 456,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784305703934
  • NDC分類 911.135
  • Cコード C0092

出版社内容情報

なぜ、日本人は桜と紅葉にときめくのか?

日本の土壌に根付く花、
桜と紅葉の文化は一体どこから来るのか。
『古今集』にうたわれた桜(56首)と紅葉の歌(64首)を、
全歌取り上げて、丁寧に解説。

万葉集や漢詩文に影響を受けつつ、
独自に創造された『古今集』の文学的営為を探る。

本書に登場する古今集の桜と紅葉の全歌 ⅷ
はじめに 1

桜 11
一 『古今集』以前の桜 13
上代文学で桜はどのように詠まれていたか 13
平安初期の漢詩文に詠まれた桜 24

二 「春歌上」「春歌下」の桜の歌 29
春歌上の桜 33
貫之と咲き初めた桜 33
山桜への思い 38
桜を隠す霞 40
49~51番歌の配列 43
花がめの桜 44
渚の院の桜 49
土産にしたい山の桜 54
花ざかりの京 60
桜花の下で老いを嘆く 68
折れる桜 74
桜を白雲に見立てる 75
吉野の桜 78
閏三月の桜 83
花ざかりに訪う 85
爛漫の桜 89
散りなむ後 92
散り始めた桜 94
山里の桜 96

春歌下の桜 99
移ろう桜 99
散るからこそ 101
家路を忘れさせる桜 104
咲くと見しまに 107
散らば散らなむ 110
雲林院の桜 115
花ちらす風のやどり 118
我もちりなむ 119
尋ねて来た人が帰ってから贈る桜の歌 121
霞が隠す散る山桜 124
病床の桜 125
御清水に散る桜 128
しづ心なく散る桜 130
人心と比べて 133
しづ心なく 134
桜を散らす風 136
桜の終わり 142
散りぬる風のなごり 146

三 春歌上・下の桜歌群以外の桜の歌 150
初夏の桜 151
賀歌の桜 152
屏風に描かれた桜を詠んだ賀歌 155
別れに詠まれた桜 164
物名の桜 168
「恋」の桜 171
哀傷歌の桜 177

紅葉
四 『古今集』以前の「もみぢ」 185
上代文学における「もみぢ」 185

五 「秋歌下」の「紅葉・「落葉」歌群の歌 190
むべ山風を嵐といふらむ 191
波の花に秋なし 194
ときはの山の風 198
片岡の朝の原 202
かねて移ろふ神なびの森 205
神なび山の紅葉 209
秋は西から 212
音羽山の紅葉 216
紅葉を促す露 218
野辺を染める雁の涙 223
木の葉のちくさ 225
紅葉を促す露と時雨 227
笠取山の紅葉 229
社の紅葉 233
雨中の笠取山の紅葉 236
盛りの紅葉 238
紅葉を隠す佐保の霧 242
佐保山の柞(ははそ)の紅葉 248
佐保山の散り始めの紅葉 257
奥山の石垣紅葉 261
竜田川の紅葉 264
紅葉を散らす花 273
行方定めぬ我 279
宿の落葉 286
紅葉を踏み分ける 290
秋月と紅葉 292
風の色 296
山の錦 298
紅葉散る木の下で 301
紅葉の流れる竜田川の屏風絵 305
唐紅に水くくるとは 308
くらぶ山の落葉 314
錦を裁ち切る心地 317
夜の錦 320
竜田姫の幣 324
紅葉を幣に見立てる 335
竜田川に幣を手向ける 338
波に浮く紅葉 342
竜田川の水の秋 349
志賀の山越えのもみぢ 351
池の紅葉 355
屏風の紅葉 358

六 「秋歌下」巻末歌群の「もみぢ」の歌 370
北山の紅葉 374
秋は限り 377
秋の果て 380
をぐらの山 382
九月尽の紅葉 383

七 秋歌下「紅葉」「落葉」歌群以外の「もみぢ」の歌 386
もみぢの宿に鳴く松虫 386
おく山にもみぢふみわけ 387
冬のもみぢ 392
賀歌のもみぢ 394
羇旅歌 手向山の紅葉 396
恋歌の紅葉 400
哀傷歌の紅葉 403
雑体の紅葉 407

八 後代和歌への影響ー『後撰集』『拾遺集』まで 411
『後撰集』の「桜」 411
『後撰集』の「紅葉」 418
『拾遺集』の「桜」 421
『拾遺集』の「紅葉」430

各章及び各歌の主要参考文献 437
あとがき 455
索引 1(左開き)

内容説明

日本の土壌に根付く花紅葉の文化は一体どこからくるのか。『古今集』に詠われた自然のうち、日本人が最も身近に感じる桜と紅葉を取り上げて一首ごとに本格的かつ丁寧に解説。より深くより身近に『古今集』が楽しめる1冊。

目次

桜(『古今集』以前の桜;「春歌上」「春歌下」の桜の歌;春歌上・下の桜歌群以外の桜の歌)
紅葉(『古今集』以前の「もみぢ」;「秘歌下」の「紅葉」・「落葉」歌群の歌;「秋歌下」巻末歌群の「もみぢ」の歌;秋歌下「紅葉」「落葉」歌群以外の「もみぢ」の歌;後代和歌への影響―『後撰集』『拾遺集』まで)

著者等紹介

佐田公子[サタキミコ]
1952年埼玉県生まれ。1981年日本女子大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程後期修了。現在、東洋学園大学・日本医科大学・慈恵柏看護専門学校などの非常勤講師。和歌文学会・中古文学会・和漢比較文学会・全国大学国語国文学会などの会員。短歌結社「覇王樹」運営委員・現代歌人協会・日本歌人クラブ・日本短歌協会・埼玉県歌人会などの会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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かな

1
いつか読了したくても敷居が高すぎる古今集と、少し仲良しになれた気がしました。日本的なもの、いわゆる和風にどういうルーツがあって、それをどうやって発展させて今に至るかにとても興味があるので、欲求を満たされて大満足でした。 とりあえず古語辞典がなくてもなんとか読める古典関連本でありがたかった(真面目に読むなら必要なのだろうけど)。2018/07/02

ぜっとん

1
ぽろっと手に取った作品だったのだが予想以上の大著で、読むのにかなり時間がかかった。桜と紅葉を中心に歌を配列なども含めて鑑賞するという構成。それほど斬新な切り口や解釈があるわけではないが、丁寧に先行研究も追って解釈していくのには好感。そろそろ勅撰集くらいは通しで読もうと、いつもいつも思うのだが気が付くと放ってしまっている。今度こそは。2013/02/02

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