感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HH2020
4
◎ 京都御所の御文庫に収められている、藤原定家筆による書写本をそのまんま撮影して本にしたもの。橋本不美男氏による解説が付録でついている。解説といっても内容についてではなく、現物の形態だとか、由来だとか、綴じ方に錯誤があることなど、御物本そのものに対する補足説明のようなものになっている。菅原孝標の娘が書いたのが1060年ごろ、定家が書写したのが1200年ごろらしい。いにしえを感じるなあ。定家の筆は読みやすいとはいえ、できることなら著者の直筆で読みたかったな。2018/02/03
サチ
0
定家の手は読みやすい。新典社版の方は注付き。