出版社内容情報
大富豪の遺産をめぐり、孤島に建つ屋敷に集められた相続人たち。しかし、遺産の分配を示した遺言状が忽然と消えてしまった! 大富豪が雇った弁護士も、血のついた服を残し行方不明に。孤島、謎の屋敷、遺産の因縁。さらに、事件を複雑にする鍵がもうひとつ。なんと、屋敷に集められた人々は全員、「しょうもない超能力者」だったのだ! 「パンの中身を当てられる」「かかってきた電話が誰からかわかる」「寝ていても午前2時が正確に認識できる」「任意の範囲にある球体の数を当てられる」……まったく役に立たない(!?)能力を隠しつつ活かしつつ、事件の真相を突き止めるべく奔走する悲喜こもごものユーモアミステリー、開幕!!
内容説明
大富豪・蓮丸貴世彦の遺言で孤島の館に集められた一族。遺産分割について揉めていた一同には緊張が走る。そんな時、遺言書が盗まれ更には弁護士が姿を消した。捜索の結果、血の付いたナイフと海に浮かぶ上着が発見される!殺人事件か、それとも事故か。疑心暗鬼になるなか、不可解な事件が次々に起きて―!?まるでよくあるミステリー。おれがしょーもない超能力を使えること以外は!秘密抱えた人々が織りなす、悲喜交々の群像ユーモア・ミステリー!
著者等紹介
甲斐田紫乃[カイダシノ]
東京都出身。第12回えんため大賞・奨励賞を受賞し、『花嫁のヴァンパイア』(エンターブレイン)で2010年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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