出版社内容情報
《薬師如来立像》《風神雷神図屏風》から、《鳥獣人物戯画》《三佛寺奥院(投入堂)》《土偶(仮面の女神)》まで。絶対に見ておきたい日本の国宝を厳選して紹介。写真と図解で見るべき鑑賞ポイントを徹底解説、「細かすぎる国宝紹介」ムックです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
107
日本に国宝は1100件以上あり、建造物と美術工芸品が対象。その内100件を彫刻・仏像、絵画・書跡、建築、工芸に分けて代表的な国宝を紹介している。実際に見たことがあるのがほとんどだったが、東京・京都・奈良で国宝の約7割が集中しているからなのだろう。世界遺産でも国宝ではないものや、国宝がない県など色んな豆知識も面白い。来月に新館でオープンしたばかりの藤田美術館に国宝・曜変天目を観に行くのが楽しみです。東京・静嘉堂文庫美術館と京都・大徳寺龍光院所蔵の世界で3つしかない茶碗の見比べをしてみたいです。2022/04/29
シフォン
30
日本の国宝は、1120件以上あり、事情により取り消されるものもあるが、毎年増えている。国宝の定義は、美術品としてすぐれているだけではなく、時代の特徴を典型的に備えていること、保存状態が良いこと。この本では、紹介されている作品の見方、鑑賞ポイントが書かれており参考になった。今後は、時代背景も含めて鑑賞できるようになりたい。特に行きたいのは、兵庫県浄土寺、快慶作の阿弥陀三尊立像、縁がなく訪れたことがない法隆寺。来年は、国宝や日本の良いものが見に行けることをお祈りしたいです。2020/12/31
keith
21
仏像彫刻、絵画、建築物といった国宝の見どころを写真とイラストで説明してくれているので、すごく分かりやすい。親切なガイドブックです。徳島と宮崎に国宝がないって初めて知りました。2020/09/07
遠い日
7
いくつか、何度も見ている地元の国宝も取り上げられていて、案外自分の世界に近くあるものだと感じる。いい所に住んでいるのに、もっと積極的に出かけたいものだと、今この時期なので余計にそう思う。2020/06/08
ちいすけ
2
これまでの見学の思い出を振り返りながら楽しく眺めた。現地に行かないと目にすることができない建築の国宝は、今後の楽しみ。投入堂を訪ねるのが当面の目標。2021/03/06