内容説明
17年前、母の運転する車で何が起こったのか。その真相は闇に葬られたまま(「転落」)。寒椿の花のようにはかなく逝ったエミ。その情熱的な生き様は英次の胸に今も残る(「寒椿の残り香」)。老人福祉センターで繰り広げられるさまざまな人生を背負った大先輩たちの会話。涙あり、笑いあり、今日も華やか(「漂う群老」)。酸いも甘いも噛み分けた人生の大先輩たち。彼らの集う老人福祉センターでの一齣。主役ぞろいの舞台はどんな展開に…。心に残る人生の情景。
著者等紹介
肝属英[キモツキエイ]
1936年鹿児島県生まれ。福岡市在住。九州大学法学部卒。福岡市役所勤務。平成7年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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