内容説明
捨て猫の「ボク」とその家族―小さないのちと別れ、愛と再生の物語。第27回新風舎出版賞奨励賞受賞。
著者等紹介
大野雪[オオノユキ]
群馬在住。『ボクのひとりごと』が第27回新風舎出版賞奨励賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はちみつレモン
2
ピコが見た世界。この話の第一章の書き出しが魅力的。「ボクは猫である。名前はまだない、と気取りたいところだが「ピコ」とつけられて甚だ迷惑している。」、思わず読み進めた。捨て猫ピコのひとりごとで進められる話は読みやすかった。2012/03/05
み~くま
0
捨て猫だった「ボク」は、ある日女の子に拾われて一軒の家にやってきた。ピンクのモヘアのようなふわふわの毛をしていたことから、彼につけられた名前は「ピコ」。捨て猫だったピコが家族と出会い、時を重ね、やがて別れの時を迎えるまでの物語です。小さな命とともに暮らしたことがある方なら、きっと共感できることも多いはず。最後のピコからのメッセージは・・・涙なくしては読めないかも☆2009/05/23