内容説明
92歳の認知症の母の介護に忙殺される生活を送っている私のもとに、中学生の孫から電話がかかってきた。「助けて、おばあちゃん、パパとママが離婚するらしいの…」祖母の過去と孫娘の心の交流を軸に、昭和、平成に生きる家族の生い立ち、秘密が次々と紐解かれる有様を、達者な文章で綴った傑作小説。
著者等紹介
辺見えりこ[ヘンミエリコ]
1938(昭和13)年、満州チチハルで生まれる。現在、東京都練馬区在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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