出版社内容情報
感動の書き下ろし文庫シリーズ第2弾。
哀しみを背負った“ナナシ”は幸せになれるのか。
ふたたび現実世界にやってきた孝平は、街中でたたずむ男の子と出会う。とある母子の様子を眺め続ける男の子は決して名前を言わず、孝平は仕方なく『ナナシ』と名付けるのだった。ところが母子との距離が縮まるにつれ、悲しい過去が明らかになっていく。ナナシは家族の愛に触れることができるのか。家族の行く末に意外なラストが待っている。
内容説明
ふたたび現実世界にやってきた孝平は、街中でたたずむ男の子と出会う。とある母子の様子を眺め続ける男の子は決して名前を言わず、孝平は仕方なく『ナナシ』と名付けるのだった。ところが母子との距離が縮まるにつれ、悲しい過去が明らかになっていく。ナナシは家族の愛に触れることができるのか。家族の行く末に意外なラストが待っている。
著者等紹介
山田悠介[ヤマダユウスケ]
1981年生まれ。2001年デビュー作『リアル鬼ごっこ』が大ベストセラーになると、ヒット作を次々に発表し、若者を中心に圧倒的な支持を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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はつばあば
47
感想を書きかけたが・・・なんでネタバレのような文章を。と削除。感動の書き下ろし?(帯に書いてある)イヤイヤ酸いも甘い知った婆にはちょっと物足りなかった。絵本の方 がもっと実のあるように思える。せっかく書店にまで出向いて買ったのに・・・。続きはもういいとしよう。2015/02/20
Tanaka
32
シリーズ第2作目。山田さんのもので連続ものって珍しいよね。第3作も期待2015/08/12
カッパ
25
シリーズものの第二弾だったんですね。幸いなことに一冊目を昨日読んでいたのでびっくりしました。今回の話はただただ悲しい気持ちになりました。生まれなかった子供がコドモランドなるところにいて、見守ってくれているのはうれしいです。しかし、思い切って会いにきてもこんな悲しいことになるだなんて。私はただいま妊婦なので余計にずきんときたのかもしれないなあ。2018/11/03
金吾
22
切ない話だと思いました。しかし母親からしてもそもそも超常現象であり他人に説明しても納得されないことなので、他に手段はないように感じました。2021/07/11
3月うさぎᕱ⑅ᕱ゛
19
やはり続編も同じだった。また続くみたいだけど…。コドモランドの子供達の切ないお話。明確にされた繋がりや形ではないものは、やはり弱いのか。2015/05/22