内容説明
今の世の中は、小泉政権時代以上に弱肉強食化が進んでいる。格差社会の拡大だ。労働者全体に占める非正社員の割合は、4人に1人の世の中から、もはや4割の人が非正社員という世の中に変わった。正社員の立場を確保していれば、なんとか生活できる給料を受け取ることができるが、非正社員になると、給料が半減して、普通に家族を持って暮らすこと自体が困難になる。ならば、絶対に死守しなければならないのは、正社員の立場だ―。すべてのサラリーマンよ、幸せに生き残れ。
目次
転職してステップアップしたいなぁ…―転職よりも、まずはその手に職を
求人も多いし、今こそ転職のチャンスかなぁ。ええ!?正社員で採用してくれないんですか?―弱き者よ、汝の名前は非正社員なり
若さでは負けますが、私には経験があります!―転職はハシカのようなもの遅くにすると始末が悪い
こんな安月給でやってられるか!もういい、転職してやる!!―男子まずは社中に活を求むべし
友達に「ウチの会社に来いよ」って誘われてるんだよね―待てば人事の日和あり
ウチの会社、もう全然だめっすよ―会社はあくまで「都合のいい女」と思え
次の転職に、私の人生すべてを賭けます!―骨は折っても埋めるな、仕事ごときに
毎日、毎日、サービス残業で、もうウンザリですよぉー―明日できることは今日するな
やっぱり、お金と幸せは比例するんじゃない?―財布軽けりゃ心も軽い
年収?そりゃあ、1000万円くらい目指したいでしょ―給料は海水のようなもの飲めば飲むほどに渇きを覚える〔ほか〕
著者等紹介
森永卓郎[モリナガタクロウ]
経済アナリスト、獨協大学経済学部教授。専門分野はマクロ経済学、計量経済学、労働経済。1957年東京生まれ。東京大学経済学部卒。日本専売公社、日本経済研究センター(出向)、三井情報開発総合研究所、三和総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株))を経て2007年独立。テレビ、雑誌などで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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