感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
38
20代の人に向けてこんな本がいいよ的な感じですすめていく一冊。本書で紹介された本は何冊か読んでみようと思った。2011/10/10
袖崎いたる
8
挑発的な本。大学に受かったときに、自分の読書量の貧しさに焦りを覚えたという経緯から、20代の読者を想定し、更には歳を重ねた自分の読書歴の正当性を担保するために想定読者に自分を重ねて、世間を渡るのに価値ある教養を積むための読書仕方と読書対象とを示そうとする本。本文を読む限り谷沢永一さんの影響が漲っている思想である。が、著者自身はいったい何に焦りを覚えて読者になることを過剰に選択し続けるのかが曖昧な気がする。あるいは抽象的、もしくは精神論的な気がする。著者の読書量ばかりはよく臭う文体なのだが、やや臭い。2015/11/27
清作
8
若者へ読書を薦める本なのだが普段使わない言葉や難しい言い回しで書かれていて、読書習慣の無い人には手に取りづらい本だと思う。また著者の歴史観には共感できない。ただ内容は勉強になる。どんな学問をするにも哲学(思考術)・史学(発見術)・文学(表現術)は必須というのは今まで気づかなかったけどその通りだと思った。本書で紹介されている本を積極的に読み私も“雑書読み”になりたい。2012/10/24
viola
7
期待していたものとちょっと違ったかな~という印象。今23なので年齢的にはぴったりなのですが、ちょっと読みたい本が合わず。日本と海外が半々くらいのバランスでした。ドストエフスキーは確かに若い時にはまりそうな感じだなぁ。。やはり著者も本は自分で買え!というタイプの方。おっしゃる通りなんだけど、置く場所ないし、全部買ってたら月に何万円かかるかわからないんだもの~~。「目が回るほど忙しかったときほど、本を読みたくなるものだ。読書欲のない諸君。暇すぎるからなのだ。」「どんな学問をするにも、哲学・歴史学・文学は必要」2011/11/18
OTU
5
ただの本の紹介ではない。紹介本のこの文章がいいとか、こういうときに紹介本の何々が役立つということを書いているのではない。 紹介本を読むことで何を思うか何を考えるようになるのかを書いている。 ただ、最近、読書を始めた人、もともと、読書をそんなにしていない人にとってこの本の中で紹介している本は、敷居が高いような気がする。紹介している本は、どちらかというと難しい本で読むのにかなりのエネルギーが必要。紹介本を読みたいと思うが難しい本なので後ずさりしてしまう。一方、最近映画化されたような原作も紹介している。2011/09/30