内容説明
アバ、ビージーズ…ディスコミュージック全盛期の1978年。平凡な高校生の準は、映画『サタデー・ナイト・フィーバー』に憧れ、密かにダンスにはまっていた。ある日、準の両親が経営するアパートに、赤いシャツと白のスーツにサングラスをかけたいかにも怪しげな青年・大介が入居する。初めは大介を警戒する準だったが、ピンチを救ってもらったのを機に彼の思わぬ優しさに触れ、次第に心を開いていく。一方、大介にまつわる“謎”は、準の姉の帰郷を機にますます不可思議さを増し…。今は懐かしき「昭和」の人の温もりと、時代を超えた「青春」と「友情」の輝きを、巧みな仕掛けで描き出した意欲作。
著者等紹介
河合画朗[カワイガロウ]
1962年生まれ。静岡県出身。駒澤大学卒業。長年、映像ソフト業界に携わる。現在、自営業の傍ら執筆活動に励む。神奈川県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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