内容説明
あと何日生きられるかという時も愚痴ひとつ言わず私の身体を気遣う妻、愛でる気持ちが強くなった。いずれ死を迎えることを誰よりも知っていた妻。余命を平静に受け入れ、夫婦は前向きに生き、穏やかに濃密な時間を過ごす。癌に翻弄されながらも、深い絆と信頼に支えられた夫婦の姿を描いた渾身の書。
目次
第1章 異変(体力自慢;異変 ほか)
第2章 手術(転科;墓参 ほか)
第3章 再発(ICU;再発率 ほか)
第4章 手紙(治療中止;正月 ほか)
著者等紹介
二宮愼二[ニノミヤシンジ]
1946年、岡山市生まれ。岡山県立岡山東商業高等学校卒業。主に民間会社の営業職に携わり、課長職、部長職を経験した後、ガラス・サッシの卸売、工事業会社の役員及び系列会社の代表取締役を歴任。1998年11月、行政書士の資格取得のため、同社を退職し郵便局非常勤職員。2002年3月、行政書士・経営管理事務所を開設。現在、二宮愼二行政書士・経営管理事務所所長。玉野市生涯学習推進本部(事務局・玉野市教育委員会)主催の「まちづくり出前講座」で生涯学習ボランティアとして講演を行っている。2007年11月、岡山県教育長賞(生涯学習)を受賞。行政書士、宅地建物取引主任、経営労務コンサルタント、生涯学習1級インストラクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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