内容説明
太宰治が創造した文学的な音響映像から美術的なアプローチによって虹色に輝く聖性を抽出する果敢な試み。迸る存在としての太宰文学の軌跡を描き出す。
目次
絵画的方法から見る太宰文学の変遷
「彼等と其のいとしき母」(昭和3年)
「思ひ出」(昭和8年)
「陰火」(昭和11年)
「めくら草紙」(昭和11年)
「海」―檀一雄「夕張胡亭塾景観」(昭和10年)「美しき魂の告白」(昭和9年)を視座に
「二十世紀旗手」(昭和12年)
「女の決闘」(昭和15年)
「水仙」(昭和17年)
「フォスフォレッセンス」(昭和22年)
「斜陽」(昭和22年)
「桜桃」(昭和23年)
絵画的方法から見る太宰文学の変遷2
著者等紹介
大國眞希[オオクニマキ]
東京学芸大学連合大学院博士課程(連合学校教育研究科)修了。博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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