近代日本思想論<br> 福沢諭吉と中江兆民―「近代化」と「民主化」の思想

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近代日本思想論
福沢諭吉と中江兆民―「近代化」と「民主化」の思想

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  • サイズ B6判/ページ数 261p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784272439010
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0310

出版社内容情報

近代日本の啓蒙思想、自由民権思想の代表的思想家である2人の思想的軌跡を〈近代化〉〈民主化〉をキーワードとして比較・追究する。彼らの思想の再評価にとりくむなかで、歴史的転換期にある現代日本の諸課題の解明につながる論点を抽出する。

内容説明

国家主体の近代化の推進か、民衆主体の民主国家の構築か。福沢と兆民の思想の綿密な対比を通じて、現代における「文明」「アジア」「社会」像を追求する。

目次

第1章 福沢諭吉と中江兆民―「近代化」と「民主化」の思想として(福沢と兆民の生涯と思想;日本の啓蒙思想と自由民権思想)
第2章 福沢諭吉の近代化思想(丸山眞男の福沢評価と日本の啓蒙主義の問題;福沢における人民・文明・国家;福沢の「ナショナリズム」から帝国主義への転回)
第3章 中江兆民の民主化思想(「東洋のルソー」兆民―ルソー思想の主体的摂取;兆民における政治―「君民共治」論の射程と実践;兆民における「理学」―「リベルテー・モラル」論の発展)
第4章 福沢・兆民の思想と現代(問題の所在―福沢と兆民の思想対立;文明論―いかなる文明を構築するか;人民論―啓蒙の対象か政治の主体か;アジア論―アジアをどう見るか;社会論―将来社会像をどのように示すか)

著者等紹介

吉田傑俊[ヨシダマサトシ]
1940年生まれ。1965年、京都大学文学部哲学科卒業。法政大学名誉教授。専攻は哲学、思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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rbyawa

2
h078、端的に言ってしまえば福沢諭吉は要するに階級容認であり、他アジアの国をも犠牲にする精神をも孕んでいたのではないか、という主旨で(ラスト近くでようやくわかりました、正しいと思う)、中江兆民は徹底した平等主義だった! と言われて納得したものの、そして福沢さんより兆民の理論のほうがはるかに整っていたとは思うものの、ただ、福沢諭吉の教え子ってどういうわけか見事にその「真意」を継がずにどちらかというと平等主義に近く育ってるよな、とも思い。なんか色々考える本でした、しかし政治の話のほうが上手いなこの著者さん。2017/11/23

あだこ

1
よくまとまっていると思う。しかしやや兆民贔屓か。福沢の章では丸山批判を軸とした帝国主義論。兆民の章では君臣同治論を軸としたリベラリズム。手法の差としても気にかかる。2009/06/18

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