地域づくりと協同組合運動―食と農を協同でつなぐ

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  • サイズ A5判/ページ数 478p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784272140572
  • NDC分類 335.6
  • Cコード C0033

出版社内容情報

拡大する事業とともに、生協や農協などの協同組合は、地域から離れていくように見える。本書は、現代の協同組合運動の姿を実証的に明らかにし、地域づくりにおける協同組合運動の位置と役割を歴史的に検討し、今後のあり方を示唆する。

内容説明

現代の協同組合運動の姿を実証的に明らかにしながら、地域づくりにおける協同組合運動の位置と役割を歴史的に検討し、今後の協同組合のあり方について示唆する。

目次

現代消費社会と新しい協同運動
第1部 地域からの社会システム転換と協同組合運動(社会システム転換と協同組合運動;地域づくりの新展開と協同組合運動;協同とは何か―マルクスにおける協同Assoziation概念の形成と内容)
第2部 食と農を協同でつなぐ(「日本型食生活」の変貌と食卓からの協同;「食の農からの乖離」と地産地消運動の今日的意義;産直論の系譜―産直から地産地消運動へ;地域づくりと直売市)
第3部 協同組合運動の現段階(EU統一市場の形成と農協再編―北欧を中心に;生協運動の現段階―一般的特徴と多様性;協同組合の「会社化」―動向と論点)
第4部 地域における協同の再生と協同組合運動の展望(地域における協同の再生と協同組合運動;新しい生協像の模索―購買生協から地域生活の協同組合へ)

著者等紹介

田中秀樹[タナカヒデキ]
1954年愛知県生まれ。1978年、北海道大学教育学部卒業、88年同教育学研究科博士後期課程単位取得退学。1988年生活問題研究所、89年(財)生協総合研究所専任研究員。1990年広島大学生物生産学部助手、93年同助教授、2000年同教授。現在、広島大学大学院生物圏科学研究科教授(食料市場学)、教育学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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