出版社内容情報
竹中平蔵氏絶賛!!
日中韓の熾烈な攻防――陰謀ひしめく乱戦の勝者は!?
近未来を描いた注目作が待望の文庫化!!中国のとある市がぶち上げた市内全面EV化計画。巨額の資金を投入し進む計画の中核を担うEV・電気自動車。日本政府をバックにしたメガバンク。韓国が誇る超巨大IT企業。つぶれかけた大阪の町工場。それらに絡む中国当局の思惑……。
三つ巴の入札合戦の火ぶたが切られた!
深井律夫[フカイリツオ]
著・文・その他
内容説明
熾烈な攻防戦が繰り広げられる双慶市「EVタウン計画」の入札闘争。東都五和銀行の上司の陰謀で、大阪の飛鳥化学に出向を命じられた小野寺静香は、経営危機に陥ったこの会社の価値を見いだし、起死回生の逆転を狙う。一方、韓国・パルスンの林麗香は大胆なアイデアで勝負に出る。しかし、そこに暗躍する中国国家改革委員会の張美香の陰。複雑な利害の糸が絡み合う乱戦の勝者は―。
著者等紹介
深井律夫[フカイリツオ]
1966年生まれ。大阪外国語大学中国語学科卒業。日本興業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)入行後、上海復旦大学留学。同行上海支店などに勤務。2010年『連戦連敗』でデビュー。同年『黄土の疾風』で第3回城山三郎経済小説大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。