出版社内容情報
駅前の広場で,タイトルだけの「おばけしんぶん」をひろったタツヤは,その新聞の発行所であるおばけやしきの探検に……。 小学生低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
、
15
昔読んで懐かしさよみがえる、、、、、いどうきょうしつおもいだす、、、2021/10/02
猪子
8
表紙のおじいさんのおばけが怖くてちょっとドキドキ。でも、良い意味で中身に裏切られた感じ。隣のうちのお母さんに子供がうまれそうだからとその家の子を預かったり、映画館ではマンガまつりを上映していたり、お豆腐屋さんがラッパを吹いていたり随所に感じる昭和。1979年でさえおばけが住みにくくなってるんだから、2017年の今はもっと住みにくくなってるんだろうなぁ。2017/09/23
もも
5
小1~4年生向き。シリーズ化。タツヤ、2年生と3年生の間の春休みのお話。ワクワクドキドキして面白かった。子どもたちにもワクワクドキドキしてほしいなー。2021くもん推薦図書より。2022/04/06
ゆう
3
手放して12年は経つだろうが、『つくも谷のわらい鬼』の導入部の鮮烈な印象は色褪せない。他に客のいないバスの中で桃を剥く奇妙なばあさん。滴る桃の汁気からむっと匂い立つ甘香。桃を手づかみで食べることを拒否する主人公。勢い込んで家出したにもかかわらず、自分に習慣を捨てる覚悟がないことを発見し、腹の底から羞恥と嫌悪が湧き上がる・・・。清潔で乾燥した文明社会と、光届かぬ鬼の世界との境目は一体どこなのか。知らぬ間に読者は、異常世界へと足を踏み入れる。小説なのにカラー映像で記憶が残っている話。是非とももう一度読みたい。
nutts
2
「どのあたりが好きなの?」「う~ん、わかんない!」「でも、好きなの?」「うん!」というのが毎度のやり取り。どうして好きなのかうまく言えないけど、忘れたころに読んでほしくなる本って、あるんだねぇ。2011/10/02